2012-01-22から1日間の記事一覧

花がそんなにも身近にあり、それがわたし自身のものであったことを、そして このような全き美が わたし自身の胸の奥深くに花咲いていたことを

- 二〇 蓮の花の咲いた日に、ああ、わたしの心は彷徨っていた、なのに わたしはそれに気づかなかった。わたしの花籠は 空っぽだった、なのに 花には目もくれなかった。 ただ、ときとして、ある悲しさがわたしのうえにふりかかり、わたしは 夢からふと目覚め…