仕事

他者や社会との出会いは、自分が知らなかった自分との出会い

----- 目覚めと気づきとは、ものの見方が変わるということであり、これまで使ってきた言葉では、複眼的視点を持つことです。それは多くの場合、他者との出会いによって達成されるものです。他者には書籍や歴史上の人物も含みます。他者と出会うことは、それ…

修了式を終えて

昨日、無事に修了式を終え、3年生学級も解散しました。 昨年も修了式前日は、深夜まで職員室に残り、1年間の中で一番遅くまで残っているパターンでした。仕事の段取りが悪すぎる・・・orz 初任者としての1年間も終えることになりました。学級経営、初任者…

笑いの場を共有すると人間関係は親密になる

----- 笑いが受け入れられる場所を私は「笑いの場」と呼ぶが、たがいに了解していれば、笑いの場はどこでも生まれる。笑いの場を共有すると人間関係は親密になる。家庭、会社、学校が笑いの場でるかどうかは、家庭では父母、会社では上役、学校では教師が笑…

教育実践に、大いなる自信と疑問を持て

----- 贈り物をもらって、それに感謝しつつ、「物」で返さないのは、その分だけ「心」の関係を維持することになる。友人間の一心同体関係を強調するとなると、返す返さないなどは意味を持たない。とは言うものの、そこは人間の悲しさで、相手から何らかの返…

成長期にある若者たちにとって、苦楽を共にしてくれる人がそばにいるということは、絶対的に必要なこと

----- 「登校拒否がはじまるし、異常な行動もすっかり消えたとはいえない。ここから親と教師の苦難がはじまるのですが、この両者が、いうなら明日香さんと共にあることを、自らに課したところに大きな意味があるとわたしは思いました。親と教師の苦難といい…

人の役に立ちたいと願う時にこそ、人間の能力が伸びる。

----- いま支配的な教育観は「自分ひとりのため」に努力する人間のほうが「人のため」に働く人よりも、競争的環境では勝ち抜くチャンスが高いという判断の上に成り立っています。私利私欲を追求するとき人間はその資質を最大化する。隣人に配慮したり「公共…

メンバー同士が互いに好感をもっていて、一緒に何かできることに喜びを感じていること

----- 会社であれ、組合であれ、政党であれ、学校のクラスであれ、クラブであれ、はたまた趣味のサークルであれ、環境保護のための市民団体であれ、組織や集団がその目的を実現するためには、メンバーになっている人々全員が、所属している集団や組織に対す…

大切なのは、安易に「標準」を立てて、そこから外れた状況に育つ子どもはダメだなどと切り捨ててしまわずに、したたかに生きる脳の働きを重視し、育むこと

----- いかに、自分が実際に置かれてしまった状況を引き受けて、それを生に転ずることができるか。大切なのは、安易に「標準」を立てて、そこから外れた状況に育つ子どもはダメだなどと切り捨ててしまわずに、したたかに生きる脳の働きを重視し、育むことだ…

なにかにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、ということを繰り返すこと

----- 目の前に問題が発生し、何らかの壁に当たってしまったときに、そこから逃げてしまうほうが、効率的に思えるかもしれません。実際に、その時のことだけを考えれば、「得」のようにも見えます。ところが、そうやって回避しても、結局はまたその手の問題…

怖くて外へ出られないという人がおられたら、外へ出られないというつらさを「共感」しながら聴いていく

----- ノイローゼといっても非常にいろんなものがありますけれども、日本の人がよくなるノイローゼに、たとえば対人恐怖症というのがあります。こういう所へ出てこられても、なにか人に会うといやだから、なるべく隅の暗い所へ座るとか、あるいはそもそもこ…

患者は物語をもって病院を訪ね、診断をもらって帰る

----- ところが、語りというのは上下関係がなくなってくるのです。一緒に面白い語りをしなければ帰ってしまいますからね。「告げる」の上下関係に対して、「語る」ということは関係がだんだん深まっていくのです。そういうことが非常にうまく書いています。 …

頭で納得できても心が納得しなかったら、とりあえず闘ってみろよ

----- 「おまえはいま、色んなことに気づき始めている時期なんだよ」 バトンタッチを受け、朴舜臣は言った。 「どういうこと?」とわたしは訊いた。 「おまえのまわりを取り囲んでいるシステムとかカラクリとか、おまえがこれまで特別に意識してこなかったも…

君たち、世界を変えてみたくはないか?

----- 「君たち、世界を変えてみたくはないか?」 僕はその瞬間のことを、いまでもはっきりと覚えている。僕は教室の一番後ろの席に座っていたからよく見えたのだけれど、ウォークマンを聴きながら居眠りをしていた奴らがいっせいにドクター・モローの言葉に…

仕事が自分の活動だけで自己完結しないということ

----- 仕事が自分の活動だけで自己完結しないということは、職人仕事の満足感も、能力の発揮、仕事の主人たること、遊びのように働けることなど自分の側の条件だけではけっして得られないということである。満足のいくものつまり一定の水準にあるものが作れ…

本は、ほどよい歯ごたえがあってこそ、知らないうちに読む力を育ててくれます

----- その意味で、たとえ知識や教訓が得られたとしても、中身の薄い小学生向きの伝記や歴史マンガなどは、「いい本」とは言えないことがわかっていただけると思います。「なんでもいいからたくさん」と言われて数をこなすために読むような本も、もちろんだ…

人の世に熱あれ、人間に光あれ

----- 1922年3月3日、京都市の岡崎公会堂で全国水平社創立され、全国の部落から七百とも三千ともいわれる人びとが集まりました。創立大会の宣言は、これまでの部落改善運動や融和運動を「人間を冒瀆」し「人間をいたは」る運動だったと厳しく批判し、「人間…

生きる力がない生き物なんて、そもそも生き物じゃない

----- ここまで書いてきて思うのだが、やっぱり現代社会は変である。文部省は生きる力を与える教育といったが、生きる力がない生き物なんて、そもそも生き物じゃない。そんな変な存在がいまの子どもだと、本気で思っているのだろうか。現代は先が見えない時…

褒めるべきは、結果ではなく、プロセス

----- しっかり準備したうえでの失敗は、必ず次につながる。一方で結果だけを取って褒めてしまっていては、間違った準備を続けさせてしまうことにつながるかもしれない。褒めるべきは、結果ではなく、プロセスである。 (宮本慎也『意識力』「第ニ章 気づかせ…

中途半端はどこまでいっても中途半端

そろそろ採用試験本番が近づいてきました。 職場の先輩方からは、「早く帰って勉強しなさい」と言われています。 今、やるべきことは何か。しっかりと見極めていきたい。 明日の授業も大切。 2週間後の試験も大切。 中途半端は、どこまでいっても中途半端。

「学び合い」を目指して

お久しぶりです。 最近は、ブログを更新する暇もないくらいお仕事を頑張っているということですね。 理科の専科ということで、休日には水やりとエサやりに学校へ行っています。 なので、来月から始まる学期に一度の土曜授業が始まっても特に問題ありませんw…

片手では拍手できないように、言葉というものは相手との間で成立するもの

----- 片手では拍手できないように、言葉というものは相手との間で成立するものだということが、しみじみとわかった。 さらにいえば、言葉は、物理的には単なる音声にすぎない。が、うけとめる側の耳の奥に全人間―――感受性といってもいい―――がひかえている…

新年度スタート

新年度がスタートしました。 新しい職場に移り、初対面の先生方と顔合わせをしたり、教委や地域の方々へ挨拶まわりをしたり、慌ただしい年度初めです。 また、職員会議や校内研修会で、本校の教育方針や教育哲学を校長先生がお話されます。難しいですが、大…

教育は教わろうと希う者と、教えようとする者との間にだけしか成立しない厳しい約束の一つである

----- 言うまでもなく教育は教わろうと希う者と、教えようとする者との間にだけしか成立しない厳しい約束の一つである。 (山岡荘八 『吉田松陰(2)』「松陰の分身たち」217頁、講談社) ----- 3月21日。 母校の閉校式が行われました。少子化の流れは止…

こどもたちは、楽天的で、前進的で、自由で、彼らを眺めるだけで人々の心に平和をもたらすことのできる「思想家」でした。

----- ―――こども……あなたにとってそれは、たんに未熟なヒナドリではありませんでした。むしろ、もっとも完成された創造物であり、損われてはならない人類の原型でした。 こどもたちは、けっして役立たずでもなく、かわいい愛玩物でもなく、人間の一生の中で…

全員が、野球をするのが楽しくてしょうがない、という雰囲気でまとまっている

----- 「オーナー。今日はいい試合ができるよ」 隣でキャッチボールをしている佐藤博行が声をかけた。 「監督さんもそう思いますか。みんな気合が入ってますよねえ」 「今日は全員が、野球をするのが楽しくてしょうがない、という雰囲気でまとまっている。や…

個性というのは自分で名乗るものではなくて、他者から与えられるもの

----- 内田 学生の就職活動の様子を見ていても、世の中には自分だけにしかできない「唯一無二の」適職がどこかにある、という幻想を刷り込まれていますね。俺は恋愛幻想と同じ構造になっている。仕事をする前に自分の適性や適職なんかわかるはずないのに、そ…

持っていくものは、「信頼」だけ

----- 刑務所には決して起こしてはならない三大刑務事故と呼ばれるものがあります。「自殺」と「火災」、そして「逃走」の三つです。 桐分校には10月と2月に施設内教育(遠足)があります。 受刑者は裁判所に出廷するときや移送されるときなど刑務所の外に出る…

一度きりの人生を、どう生きるか考えてみろ

----- 「いいか、この100年カレンダーをよく見てみろ。この中に、君たちの命日が必ずある。私のは、カレンダーの上の方だろう。君たちは、中ほどだ。でも、必ずこの中にある」 いきなり命日の話をされて、新人社員たちも面喰います。若い時には死をさほど…

光陰矢のごとし

----- この年もまたいたづらに暮らし来て 春に逢はんと思はざりけり ―――八田知紀 (新渡戸稲造『修養』「第十七章 迎年の準備」495頁、タチバナ教養文庫) ----- こんばんは。 お久しぶりです。気がつけば、12月も後半戦。あっという間に2学期が終わって…

「席ある?」「無理です」

----- ぎりぎりで空港に着いた。見上げたボードには便名の横に、満席の文字。予約はしていない。あきらめきれず、航空会社の係りの女性の所に行った。 「〇行きの×便、一席だけなんですが、空いてませんかねえ」 さっきから何度も同じような質問を受けている…