教育(発達障害)
----- 一人の静かな時間は、人を育てる。 人と楽しくコミュニケーションをする中でももちろん人間性は養われるが、一人きりになって静かに自分と向き合う時間も、自己形成には必要だ。音楽を聴きながらボーっと一人でいる時間も楽しい。 しかし読書は、一定…
----- 子どもの言語状況は「言葉があまって思いが足りない」というかたちで構造化されるべきでしょう。それゆえ、美しく、響きがよく、ロジカルな「他者の言葉」に集中豪雨的にさらされるという経験が国語教育の中心であるべきである。私はそういうふうに考…
- 乳幼児期のメディア接触の「早期化」「長時間化」も急速に進んでいます。生まれたときに茶の間にテレビがあった“テレビ世代”、子ども期にテレビゲームを経験した“ゲーム世代”が子育てをはじめた1990年代以降、そうした流れは一段と加速されつつありま…
- 通常の学級に在籍するさまざまなニーズのある子どもをどう支援していくのか考えたとき、彼らを医学的に分類し、診断名をつけていくことが究極の目標ではない。なぜなら、繰り返し述べているように、診断名をつけることでその後の支援の方向がきちんと示さ…
- ここまで考察してきたように、発達障害はその障害像があいまいで、かつ多様です。そのため書籍やインターネットで紹介されている発達障害の行動特性が、目の前にいる子どもの印象にピタッと当てはまるかというとそうではありません。それもそのはずです。 …
- 「おれはこの学校にきて十年になる。毎日が冒険だ。さて、なにをしでかしてくれるか。興味津々ってやつだ。あんたたちの学校なら、おおきくなった卒業生が挨拶にくるなんてこともあるだろう。立派に育って、社会人になったりしてな。なかには教師よりも出…