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あたかもその場にいるかのような錯覚

----- 上手な落語を聞くと、セリフとしぐさで造形された人物が、あたかもその場にいるかのような錯覚を起こさせる。酒を飲むしぐさ、そばやうどんを食べるしぐさ、饅頭を頬張るしぐさなどかリアルに描写され、登場人物の実在感を生む。酔っ払いは次第に酔い…

「礼」という真理を持つ者のみが人であり、それを持たぬ紅毛人は人でなく、夷狄であった

----- 幕府機関である長崎奉行が、出島に常駐しているオランダ人に日本式の礼を強要するのも、書物による儒教知識として、礼こそ真理であると思いこんでいるためである。その真理をもたぬ(別系統の礼を持っている)異国人に真理を強要するのは、人として当然…

わたしの前にある長い褐色の路は、わたしの選ぶどこへでも導いていく

----- 大道の歌 1 徒歩で、心も軽く、わたしは大道に魅きつけられる、 健康で、自由、世界はわたしの前にある、 わたしの前にある長い褐色の路は、わたしの選ぶどこへでも導いていく。 これからは、わたしは幸運を求めない、わたしじしんが幸運なのだ、 こ…

「わかりあえないこと」を前提に、わかりあえる部分を探っていく

----- しかし演劇においては、たかが数週間の稽古を経ただけで、あたかも家族のように、あたかも恋人同士のように、あるいはよく知っている劇団員同士でも、あたかも他人のように振る舞うことができる。 私たち演劇人は、ごく短い時間の中で、表面的ではある…

異なる価値観と出くわしたときに、物怖じせず、卑屈にもならず、粘り強く共有できる部分を見つけ出していくこと

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「ごめんね」「まあ、いいですよ」という言葉が交わされることを無数に積み重ねることによってしか国民国家のあいだのコミュニケーションは構築されてゆかない

----- 一人の国民は、その国を代表する。 その国を代表して、他国民を糾弾する権利があり、他国民を許す権利があり、他国民の前にうなだれる権利がある。私は国民国家というものは、そのような一人の国民の「代表権」の幻想のうえにおいてのみはじめて健全に…

音楽に合わせてダンスできるのは、人間だけだ

SYZA「ツメアト」TRAILER - YouTube ----- どんな音楽でも音楽さえあればいつもそうなるのかというと、人によって嗜好も違いますから、必ずしもそうとは言い切れません。しかし共通しているのは、リズムとテンポという音楽のビート(拍子)の部分が重要だと…

「親しみが感じられ、敬意を抱くことのできる北朝鮮の人」と個人的に出会う経験

----- 日米関係は現在友好的に推移しているが、その最大の理由はアメリカの世界戦略と日本の国益のあいだに密接なリンゲージがあることよりむしろ、日本国民のかなりの数が、実際に日常生活の中でアメリカ人と知り合い、そこで親しくかかわった経験を持って…

草木の芽生えを楽しみながら歩けば、それはすでに文化的な活動

----- そこで大きな力を持つのが、文化です。衣食住の必要を満たすだけでは、文化とは言えませんが、たとえおなじ食べ物でも、盛りつけにちょっと工夫をこらせば、それはすでに文化です。あるいは、道をただ急ぐかわりに、草木の芽生えを楽しみながら歩けば…

子どもに学問を教えることが問題なのではなく、学問を愛する趣味をあたえ、この趣味がもっと発達したときに学問をまなぶための方法を教えることが問題なのだ。

----- 子どもに学問を教えることが問題なのではなく、学問を愛する趣味をあたえ、この趣味がもっと発達したときに学問をまなぶための方法を教えることが問題なのだ。これこそたしかに、あらゆるよい教育の根本原則だ。 (ルソー著、今野一雄訳 『エミール(…

“感謝すること”こそ勝利と一流への道

今週のお題「好きなスポーツ」 - 花道の特訓に何日もつきあってくれた仲間たち。彼らに感謝することの必要性を花道は赤木春子に教わります(第22巻176ページ)。チーム内でこの気持ちが出来上がっていないのであれば、とても勝つことなどできないでしょう…