無学と粗野と泥土との間にあつてもいと美しく伸び行く人間性

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 ペスタロッチーの膝下に拾はれて来た孤児の多くは、人間性を極度に踏み躪ればその結果そうならずにはおられぬような、見るからに痛々しい姿をしていたことは『シュタンツだとり』の本文に手に取るように描き出されている。併しこうした孤児の痛々しい姿は神人ペスタロッチーの意気を沮喪させる何の原因でもなくて、却つて彼の愛の炎を激発させる油であつた。勿論孤児はすべて全く無学で、十人のうち一人としていろはを知る者も無かつたが、併しこうした全き無学も決して彼を不安にしなかつた。というのは最も憐れな見捨てられた此等の児童にもにも神の與へ給ふ人間性が無学と粗野と泥土との間にあつてもいと美しく伸び行くことを、彼は既に久しく今までの経験から知つていただけではなくて、現に彼の児童にあつてもその無学の間にあつて生き生きとした本性の力が至るところに奔出するのを目撃していたからである。


(ペスタロッチー著 長田新訳『隠者の夕暮 シュタンツだより』「解説」岩波文庫

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ペスタロッチ
ですか?
ペスタロッチー
ですか?w

どちらでもいいんですが、

どんな子どもであったとしても、
その子に内在する人間性の開花を信じ続けること、
そして、その開花のために、朝も夜も子ども達に愛情を注ぎ込むこと。

ペスタロッチの教育的関係の原理は、家庭の親子関係であるとしています。

子どもの微妙な変化を読み取る母の眼
家庭全体に通して活力を与える父の力
この二つが人間教育に必要な基本的要因だそうです。

母と父の役割をペスタロッチは、一人二役を果たしたんですね。

確かに、母と父の二人の存在は、子どもの教育にとって必要不可欠だと思います。


さて、先日の科目試験。
無事に終えることができました^^

過去問から予想問題を絞り、見事、予想問題が出題されました。

合格と確信しております!

さっそく次のレポートに挑戦中です。

科目試験は、あと3科目で終わりです!

残りは、スクーリングで単位取得!

あと少しで卒業です!!


問題は、教育実習と教員採用試験です;

しっかり準備して
挑戦に挑戦を重ね、どこまでも前進、向上していきたいです!

上昇、常勝・・・



ps.
『隠者の夕暮 シュタンツだより』
現在使われていないような漢字や文字が普通に使われている・・・;
読むのに一苦労ですが、同時に勉強になりますw
上記もおかしな書き方でスンマソ;
しかも、中古本なので、あの独特の匂い(臭い?)が・・・w


pps.
だんだんと暑くなってきましたね。
いよいよ夏に近づいてきた感じです。
今も蛙の鳴き声が絶え間なく聞こえてきますw

学童では、サッカーに鬼ごっこと、まぁ走り続けてます;
しんどいですが、子ども達は元気に走り回ってます。
ちょっと熱中症とか心配ですね。
熱中症・・・とか・・・

そんなこんなで、本日、半袖デビューですw
季節の変わり目ということで、体調管理には十分気をつけましょう!!


では、また!


隠者の夕暮・シュタンツだより (岩波文庫)

隠者の夕暮・シュタンツだより (岩波文庫)