考えること

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 人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。このごろの、指導者たちの、あの、まじめさ。ぷ!


 僕が早熟を装って見せたら、人々は僕を、早熟だと噂した。僕が、なまけもののふりをしてみせたら、人々は僕を、なまけものだと噂した。僕が小説を書けないふりをしたら、人々は僕を、書けないのだと噂した。僕が嘘つきのふりをしたら、人々は僕を、嘘つきだと噂した。僕が金持ちのふりをしたら、人々は僕を、金持ちだと噂した。けれども、僕が本当に苦しくて、思わず呻いた時、人々は僕を、苦しいふりを装っていると噂した。
 どうも、くいちがう。


太宰治『斜陽 人間資格 桜桃 走れメロス 外七篇』「斜陽」文春文庫)

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テレビを介して、
教育後進国に学校を設立したり、深イイ話をしたり、
国会議員や知事に影響を与えたり、
若手芸人やタレントにも多大な影響を与えていた人が
裏では、どのようなことをしているのか、
ボクのような庶民には分かりませんが。

噂には流されず、
自身の目で見て、耳で聴いて、頭で考え、心で感じて、
自身の判断で世の中をみていきたいと思います。


ボク自身、大学で学んだことの一つに、

自分の頭と心をフルに使って、考え抜く。

ということがあります。


そもそも、元某タレントの真実なんて、
ボクの生活圏からは、かけ離れていて、一種どーでもいいことなんですw

それよりも、福島の真実。
国民生活の安全、幸福の方がよっぽど関心があります。

お願いしますよ。マスコミさん。

いや、マスコミに期待すること自体、時間の無駄か・・・


誰かが芸能界引退しても、
地面が割れても、
総理が変わっても、

自分の頭と心で考えることは止めないでおこうと思います。


斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)