空気を「読む」ことと同じくらい、空気を「つくる」ことも大切

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 ただ、空気を感じたからといって、お客さんに迎合するわけではございません。場の空気を感じながらも自分がやりたいことを貫くこともありますし、意図的に違う空気をつくり上げていく場合もあります。落語は、その場の笑いで盛り上がることも大事ですが、全部通して聞き終わった後に「良かったな」と思ってもらえるのが理想だと僕は思うのです。ですから、ある1箇所で笑いを取ることで、話全体の後味が変わってしまうと感じた場合には、笑えるポイントをわざと外して話すこともあります。何もかも場に合わせて変えてしまうのではなく、譲れない部分では自分を貫く。空気を「読む」ことと同じくらい、空気を「つくる」ことも大切だと感じています。


柳家三三「巻頭インタビュー」『教員養成セミナー/2011年11月号』時事通信社

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最近、「ケーワイ」という言葉も聞かなくなりましたねw

空気は読むのでなく、吸うのですw


でも、場の空気を「感じる」ことは大切だと思います。

どんな状況であれ、その場その場の空気というのはありますよね。

職場、家庭、友人とご飯を食べてる時等々・・・。

その「場」というものは大切にしていきたいですね。


落語家も大変な世界だと思います。
それこそ、プロの世界ですよね。

まぁ、どんな職業であれ、その道のプロはいますし、そこを目指すわけですが。

なので、ボクもプロの教師を目指して、日々勉強です。

プロの域に到達するかは分かりません。
到達を“目指して”勉強していくのです。経験していくのです。
到達した瞬間に、堕落が始まる可能性だってあるわけですし。

どこまでも、上を目指していきたいと思います。


授業を行う上でも、教師自身の「空気」をつくっていくことは大切ですね。

1コマの授業での目標に向かって、舵取りをしなきゃいけません。

授業中の子ども達の発言もしっかりと拾いつつ(全否定しない)授業の目標を見失わない。

教師は、流されてはいけないですね。

教育実習中も、担任の先生がうまく舵取りをしていた場面を目の当たりにしました。

子ども達の創造力は豊かです。
時に、授業の内容から大きく飛び出した発想をする場合もあります。
その発言を上手く捉えて、今の授業でその発言はどういう意味を持つのか。
今の学習内容から、その発言は適切かどうか、子どもに考えさせます。
詳しくは書きませんが、例えば、「死」

「死」自体は、大切なテーマです。
真剣に考える必要のあるテーマだと思います。

しかし、今の授業・学習内容からして、それは適切な発言・テーマなのか。
考えどころです。

子ども達の面白い発言からつい授業が脱線する場合があります。
ある程度の脱線はアリかもしれませんが、授業は、意図的・計画的なものです。
最終的には、ゴールへ辿りつくように進めていくことが大切。
まぁ、脱線から学ぶことも多いと思いますし・・・。


これから経験を積んで、そのあたりも勉強していきたいと思います。


ps.
今日から、吉川英治三国志』を読み始めました。
1日100ページのペースでいくと、1冊5日。
8巻あるので、読了は40日。

年内には十分間に合いますねw
登場人物の多さにビビッてますが、今のところ順調です。
兄曰く、「諸葛孔明が出てきたら、そこから(面白くて)一気に読める」とのことです。
孔明が出てくるのは、4巻らしいですけどw

男子たる者の必読書
竜馬がゆく
『宮本武蔵』
三国志
なんとか卒業までには読了できそうです!


教員養成セミナー 2011年 11月号 [雑誌]

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三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

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