基本的に、ものごとは、なかなか自分が望んでいる通りにはならないものである
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過去の対局と現在進行中の対局とでは、異なった状況になっているはずで、ニュートラルな決断をする大変さを痛感させられることが多い。
「対局中の棋士は、常に冷静に考えながら決断している」と思っている人がいるかもしれないが、プロといえども、対局中に感情の起伏はある。ポカをやらかせば自分自身に腹が立つし、予想外の手を指されれば動揺する。
ただ、いつも自分に有利な局面ばかりということなどないし、その逆に、いつも悪い局面ばかりということもない。だから、必要以上に楽観することも悲観することもないし、瞬間的な出来事に一喜一憂することもないと思う。
基本的に、ものごとは、なかなか自分が望んでいる通りにはならないものである。
特に将棋の対局の場合、相手に意表をつかれることは日常茶飯事だ。
しかも、将棋には他力的な傾向がある。自分が一手指してしまうと、相手にすべての選択権が移り、そこで何をされるのかはまったく予測もできないし、セーブもかけられない。そういう他力の状況を受け入れ、諦めることが大切だと思っている。
(羽生善治『大局観―自分と闘って負けない心』角川書店、「第一章 大局観」33頁)
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今日は、ほとんど家に閉じこもっていた1日でした。
最近にしては、珍しい日となりました。
こんな日なので、勉強、というか、読書の1日となりました。
教採の勉強もしなきゃならんのに;orz
読書も勉強の一環として捉え、自身を磨いていこうと思います。
当初の計画では、40日で読了となっていましたが、読み始めた日がいつだったか記憶にないので、その辺はどうでもいいんですがw
いや〜、傑作ですね。名作です。
それぞれの登場人物に学ぶことあり、また、孔明の戦略はエグイっす。
あ、今風に言うと「ヤバい」ってことw
組織論としても学ぶこと多しです。
まぁ、なんせまだまだ読解力のない自分ですから、三国志の奥深さのほんの一握りぐらいしか学べなかったと思いますが、
面白く読むことができました!
再読する日は、いつになることやら・・・;
して、
植木雅俊『仏教、本当の教え』を一気に読みました。
220頁ほどの本ですが、一日あれば読めるんだと実感しましたw
まぁ、こんな日だからこそ、ですね。
大変興味深い本でしたね。
いかに、日本において仏教が間違った形で浸透していったのか、が分かります。
で、
以前に買っておいて、まだ読んでいない本が何冊かあったので、これから読んでいこうと思います。
『三国志』も終わったことだしw
せっかく読書に時間をかけるので、しっかりと自分の力にしていきたいですね。
上に引用した羽生善治『大局観』も、教師にも通じるものがあり、教育現場で活かすことができるのではないかと思います。
様々な分野から学ぶことがありますが、それを自分の専門分野である“教育”にどのように還元していけるのか、ということも大切なことだと思います。
このことも頭の隅に置きつつ、読書、また実践による経験から学んでいきたいと思います。
「教師こそ、最大の教育環境である」
と恩師はいいました。
教師自身の姿、振る舞い、努力が、そのまま子ども達にとっての教育環境となり、影響していく。
まずは、自己教育力を自分自身が身につけていくことですね。
ガンバロっと。
ps.
参考までに。
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「諦める」という言葉、これは「真理を明らかに見る」という意味である。ところが、「帰属する集団で自分の目上の人、あるいは自分より立場が上の人の意思に反するとき、自分の目標を断念する」という意味で用いられることが多い。
(植木雅俊『仏教、本当の教え』中公新書、「第四章 日中印の比較文化」163頁)
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他にも本来の意味とは全く違った意味で用いられている言葉が日本にはあるそうで、その辺も面白かったですね。
そういえば、「諦める」は「明らかに見る」ってどこかで聞いたような・・・。
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