それぞれ行動にふさわしい結果は、すでに決まっている

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 綾南高校との練習試合で、湘北は残り一分を切り、四点のビハインドを追っています。強豪に対し、この残り時間と点差は常識的にはきつい!しかし、応援の仲間たちがもうダメだと言ったとき、マネージャーの彩子はきっぱり言ってのけます。「大丈夫」と。「大丈夫」と言えるには結果を信じるという心の条件が必要です。結果を信じるという思考は自身の原点です。結果は決まっていると信じることは、余計な不安を生じることなく自信が持てるための重要な思考です。なぜ我々が自信をなくして不安を感じているかといえば、結果が決まっていないと思っているからでしょう。しかし、結果は決まっているのです。それぞれ行動にふさわしい結果は、すでに決まっているのです。
 試合開始後、すぐにポイントゲッターが捻挫したとする。みな不安になる。代わりに出場する選手はもちろんその他のプレーヤーもどうなるだろう、この選手で大丈夫だろうか? など様々な不安がやってきます。その結果、交代選手が力を発揮できないばかりか、他のプレーヤーのセルフイメージも縮小、力の発揮にはつながらず、結局負けることになってしまいます。この試合で敗れたのは、実はポイントゲッターの捻挫によるものではなく、結果を信じ込めず、不安を抱いていたみんなの心にあるのです。結果は決まっていたのです。捻挫をすることも結果が決まっているのであれば、予定通りの事件であるはずです。それをマイナスの材料としてしまうのは、結果を信じることのできない心の未熟さからきているといえるでしょう。


(辻秀一『スラムダンク勝利学』「第17章 “大丈夫”と言えること」120-121頁、集英社)

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昨日に引き続き、八尾市で行われた招待試合、「第1回YAOカップ」

今日は、1位リーグでの決勝リーグでした。

3ブロックの1位同士で試合を行い、順位決定。

参加チーム数や時間の都合上、特別ルールで、8分を3Q。

1試合目。
出だしは相手のペースで、10点差ビハインドで1Q終了。
2Qも10点差が続き、なかなか自分たちのペースにもっていけず、
3Qは、両方ごちゃごちゃして、お互いにミスが目立っていたけど、その中で、相手のミスを誘うディフェンスから得点につなげることができ、
一時、1点差まで追い上げました。
が、相手のシュートも決まり、残り1分43秒で5点ビハインド。ここでタイムアウト。
押さえるところを確認し、しっかりシュートチェックし、リバウンドから得点につなげました。
自分たちのペースになると、得点も入り、残り40秒で2点差まで追い上げました。ここで、相手チームがタイムアウト。
こちらの3ポイントが入り、逆転。
相手もシュートを入れてきましたが、ミスを誘うディフェンスから得点。
39対36で勝利!!

相手のレベルをある程度見ていた先生。
今回の大会は優勝して当たり前という姿勢で臨んでいました。
なので、内容的には満足のいくものではなかった。

2試合目。
決勝戦のようなもので、これに勝てば優勝。
でも先生は、これに勝てば・・・なんて考えていなくて、自分たちのバスケットができるように、内容的に勝てるように監督をしていました。
1Q、ファールが多く、相手にフリースローを多く与えてしまった。12対14、2点ビハインドで終了。
2Q、相手のミスやリバウンドからどんどんシュートを狙い、26対24、2点リードで終了。
3Q、なかなか差は広まらず。
自分たちのミスからの失点が多い。ということは、相手にやられてはいない。力はこっちの方が上。
相手のペースに合わせず、自分たちのペースで試合を運び、頭を使って賢いプレーをしていくことを確認。
いいイメージでプレーしていくことが大事。
残り36秒、42対36でリード、相手は5ファール。
ドリブルを用いず、パスで時間を使い、ファールを誘い、得点につなげる。
45対38で勝利!

2試合とも、実際に、掌に汗が出る展開となりましたw
ペン持ちにくかったしw


本日の先生の採点は、
「100点満点中、25点」

赤点だ!w

このレベルで競った試合をしていたら、地元の地区予選は勝ち進んでいくのは難しい。
地元で勝っていくには、最低でもこの大会では優勝しなきゃいけない。
と先生。

周りからは、強い強いと言われていますが、
先生の望んでいるチームにはほど遠いようです。

先生自身「理想が高いのかなぁw」なんて言ってましたが、もっと上を目指していくのであれば、現状に満足することなく、もっと上を目指していくことは当たり前のことなんでしょう。

これは、ボクが中学校からずっと先生は上を目指していたんでしょう。
この試合は良かった!と言える試合は、ごくわずかです。
なので、ほとんどの練習試合や試合で、納得している姿を見たことがありません。


ハーフコートの1・1・3ディフェンスは、先生の秘策。
これを見破れるチームは(今大会には)いない。と自負していました。

実際、この、1・1・3ディフェンスで相手のミスを誘い、自分たちのペースにもっていけました。
そして、逆転することができました。

やっぱ、先生は凄いです!
先生の教え子であることに誇りを持ちたいです。

戦術もさることながら、高校生になっても通用するように、何を強化するのか研究し、選手のレベルアップを考えているし、

技術だけではなく、また試合に勝つこと以前に、
中学生として、もっと大事なことがあるということを自然な形で指導していくこともします。

なんとも言えない指導法が先生の姿勢、態度で示されているんでしょう。

先生の人柄という要因も大きいと思います。

練習試合では、他のチームの先生がベンチの後ろに来て、勉強している光景はよくあること。

多くの方の応援もあり、先生のチームは強くなっていくんでしょうね。

子ども達にとっては、恵まれた環境で、有難いことなんですけどね。

自分が中学校の時もそれは変わりません。

よく先輩から、「お前らは、恵まれた環境でバスケができているんだぞ」と言われましたが、当時はピンとこなかったですw

今、思えば、本当に有難い環境だったんだなと思います。

来月の試験が終わったら、また練習を見に行こう。


珍しくバスケネタのブログでした。

では、また。


スラムダンク勝利学 (勝利学シリーズ)

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