畜生の身である私が悪行による苦悩から逃れられたのは、あなたの法華経のお陰です。その恩に報いましょう
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『今昔物語集』に次のような話がある。
昔、奈良に竜菀寺という寺があった。いつの間にかこの寺に、人に姿を変えた竜が訪れるようになり、毎日法華経を誦ずる僧と親しくなった。世間にもこのことが知られた。ある年、諸国が大旱魃に見舞われ、人々は大いに苦しんだ。そこで帝は竜菀寺の僧を宮中に呼び、「竜に命じて日照りを解消せよ」と勅命を下した。僧が寺に戻って竜に相談すると、「畜生の身である私が悪行による苦悩から逃れられたのは、あなたの法華経のお陰です。その恩に報いましょう」といった。果たして約束の日激しい雨となり、その後三日三晩降り続いて田畑をうるおした―――。
(高橋千劔破『花鳥風月の日本史』「第九章 動物の日本史」431頁、黙出版)
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明日で、2011年も終わりですね。
来年は辰年。
実はボク、辰年なんです。
2月生まれなんで。
関係ないか。
ということで、今日は洗車、部屋の掃除&模様替えをしました。
随分洗車を怠っていましたので、車がえらいことになっちゃってました;
ダメですね。サボり癖はつけたくありませんね。
そんなこんなで、日付が変わり、いよいよ残り1日となりました。
ふと、去年の大晦日、今年の正月を振り返ってみると、
1年って早いなぁ〜と感じます。
どこかの諺に、
「謂(い)う勿(な)かれ、今日学ばずして来日有りと。謂う勿かれ、今年学ばずして、来年有りと」
というのがありました。
1日1日を大切にし、今日は何を学んだのか、今日は何を習ったのか、今日は何を悟ったのか、何か一つでも掴み取るものを見出していきたい。
いよいよ大学卒業し、進路も決まりつつある中で、
恩に報いる戦いを起こしていこうと思います。
厳しい社会の中で、実証を示すことが何よりの恩返しとなると思います。
「恩人の期待するような人間になれ」
とは、勝海舟の言葉。
来年も竜の如く、上昇、そして常勝の年としていきたいです。
ps,
大晦日はブログ更新できないかもしれません。
皆さん、よいお年を☆
では、また来年!
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