実践の法則はあくまでも実践自身から見いだされねばならぬ
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理論哲学は、理論の理論なるがゆえに、学の事実にもとづいていてよい。しかし実践哲学は実践の理論である。実践の法則を求めるのに学の事実にもとづくわけには行かない。学はたとい実践的なるものの学であっても、それ自身理論である。学の事実から見いだされるのは理論の法則であって実践の法則ではない。実践の法則はあくまでも実践自身から見いだされねばならぬ。
(和辻哲郎『人間の学としての倫理学』「第1章 人間の学としての倫理学の意義」「8 コーヘンにおける人間の概念の学」99頁、岩波文庫)
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頭で理解することも大切ですが、身体で理解することも時には必要です。
文証よりも現証。
畳の上でクロールの練習をしていても、決して泳げるようにはなれない。
プールに飛び込んでみるのです。
勇気。
- 作者: 和辻哲郎
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