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生きている人たちが思い出してくれて、目がさめるのを待っているんだよ

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おばあさんチル でも、お前たちあの日わたしたちのこと思い出したろう?
チルチル ええ。
おばあさんチル それごらん。わたしたちのことを思い出してくれるだけでいいのだよ。そうすれば、いつでもわたしたちは目がさめて、お前たちに会うことができるのだよ。
チルチル なあんだ。それだけでいいのか。
おばあさんチル でも、お前、それぐらいのこと知っておいでだろう?
チルチル ううん。ぼく知らなかったよ。
おばあさんチル (おじいさんチルに)まあ、驚きましたね。あちらではまだ知らないなんて。きっと、みんなにも知らないんですねえ。
おじいさんチル わしたちのころと変わりはないのさ。生きている人たちというものはほかの世界のこととなると、全くばかげたことをいうからなあ。
チルチル おじいさんたちいつでも眠ってるの?
おじいさんチル そうだよ。随分よく眠るよ。そして生きている人たちが思い出してくれて、目がさめるのを待っているんだよ。生涯をおえて眠るということはよいことだよ。だが、ときどき目がさめるのもなかなか楽しみなものだがね。


メーテルリンク堀口大學・訳『青い鳥』「思い出の国」64-65頁、新潮文庫

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24歳となった今朝、おじいちゃんに、
無事に24歳になったこと、通教を4年で卒業できたこと、4月からは小学校で働けるかもしれないということを報告しました。

ボクには直接言っていなかったけど、おばあちゃんには通信教育で教師になんかなれるか、と心配そうにしていましたが、なんとか卒業はできたし、教員免許も取得できることとなりました。

本当の勝負はこれからです。

だから、おじいちゃんには、これからも心配をかけるかもしれないけど、見守っていてください。



生命とは永遠。

頭では理解できないけど、実感として感じるものだから、従兄弟の時もそうだったし、おじいちゃんの時もそうだった。

眠っているような顔には、これで終わりではなく、次の生への準備をしているようでした。

あたかも、1日を終えて、明日に備えて、夜寝るときのように。


青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)