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生死を度外視して、要するになすべきことをなす心構えこそが大切

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 松陰はかつて門下生の高杉晋作から、「男子の死すべきところは」と質問されたことがあった。それに対して明確な答をしまいままだったが、江戸送りとなり、死に直面してはじめて悟るところがあった。松陰が高杉にそのことを教える大要次のような手紙を書いたのは、七月中旬である。
「君は問う、男子の死ぬべきところはどこかと。私も昨年の冬投獄されていらいこのことを考えつづけてきたが、死についてついに発見した。死は好むものではなく、また憎むべきでもない。世の中には生きながらえながら心の死んでいる者がいるかと思えば、その身は滅んでも魂の存する者もいる。死して不朽の見込あらば、いつ死んでもよいし、生きて大業をなしとげる見込あらば、いつまでも生きたらよいのである。つまり私の見るところでは、人間というものは、生死を度外視して、要するになすべきことをなす心構えこそが大切なのだ」


(古川薫『吉田松陰 留魂録』「Ⅰ 解題」51頁、講談社学術文庫)

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学童保育が今日で最後となりました。

やはり、お別れというものは寂しいですね。

何人かの子からは、手紙を書いてくれました。

本当に楽しい1年間でしたし、今の子ども達に出会えたのも何かの縁。
子ども達の姿を通して、様々なことを学ぶことができましたし、感じるものがありました。

指導員の方々にも大変お世話になりました。


人間というものは、生まれた瞬間から、死に向かって進んでいるわけですし、
死もまた、生への出発点ですので、生死を繰り返しているわけです。

なので、出会いと別れもまた然り。

いつかは、お別れの時がやってくるのですね。

で、また新しい出会いが始まるわけです。

共に時間を共有できる瞬間瞬間を大切にしていくこと。今、できることを最大限にやり通すことが大切なのではないかと。


1年間、共に学童で過ごした子ども達のことは一生忘れません。

また、会える日を楽しみにしつつ。


次に出会う子ども達の姿を楽しみにしています。



吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫)

吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫)