ただ「知っていてくれる……」
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人間の生活の中には、ふしぎな生き甲斐、ふしぎな感動が潜んでいる。
人生意気に感ずという古人の言葉があったが、
(―――自分をよく知っていてくれる者がここにいる……)
そう思うと、高杉晋作ほどの男も、男泣きに泣かずにいられない感動を味わった。
晋作は、すでに常識を踏み越えた世界で生きようとしている。常識を超えて生きる世界には安易な慰めはあり得ない……それだけに、先覚者はつねに地上では孤独なものだが、どうやら周布はそうした晋作の孤独まで知っていてくれているらしい。
ただ「知っていてくれる……」そう思っただけで晋作の眼はいちどにうるんだ。
(山岡荘八 『高杉晋作(3)』「人生意気あり」9頁、講談社、1986年)
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8月最後の日。
いよいよ夏休みが終わり、9月が始まります。
その前に土日を挟むので有難い。
事前の準備をしっかりしておきたいところです。
今日は、教室の片づけ・掃除をしました。
暑かったー!!
子どもたちがいなくても教室には埃なりゴミなりが落ちているんですね。
掲示物の整理もしました。
隣のクラスの掲示の様子を参考に見栄えよくしました。
4月当初はそんな余裕がなく、適当に壁や後ろの黒板にペタペタ貼っていただけですが、やっぱりシンプルかつ整然と掲示することは大事だと思いました。
整理整頓されている教室環境では学習にも集中できる。と信じてます。
また、子どもたち自身の整理整頓の習慣を身につけさせるためにも、まずは教室の環境から整えることが大切かと。
本校は“学びの共同体”に基づいた授業づくり、学級づくりを目指しており、机の配置も基本コの字型です。
さらに、机の幅を狭くした密着コの字というものがありますが、これでは狭いし机間巡視しずらいと思い、ボクは間隔を広く取ったコの字にしていましたが、夏休み中の研修等で“学び合う学び”“学びの共同体”というものをさらに深く学んだことで、密着コの字にしてみようと思い。相担の先生のクラスのように、密着コの字にしてみました。
“学び合う学び”は形式ではないですが、学び合うために必要な環境は大事なので、教室の環境にも気をつけていきたいです。
教卓も前に置いてありましたが、どけました。
先生用の机も横向きにして、だいぶ教室が広くなったように感じます。
9月から新たなスタートの気概で学級指導、授業に取り組みたいですね。
詳細は書けませんが、夏休み入ってから教室を片づけていたら、ある子の気になる物が落ちていました。というか捨ててあったというか・・・。
3日には早速、その子に個別に話を聴こうと思います。
じっくりと聴こうと思います。
一人ひとりが安心して過ごせる学級を目指して・・・。
ps,
明日は、“学び合う学び”を提唱しておられる石井先生の東海国語教育を学ぶ会の例会に参加してきます。
ここでも大いに学び、9月からの実践に活かしていきたいですね。
- 作者: 山岡荘八
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1986/10/08
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