教師のことば、つまり話し方、聴き方がどれだけ大切であるか
-----
子どもたちは、学校教育において、ことばを獲得するとともに、そのことばを活用して様々なことを考え、学び、ことばを介して人とのつながりも築いています。ことばは子どもの学びと成長の鍵です。その子どもの学びと成長を支え、導くのが教師なのですから、教師のことば、つまり話し方、聴き方がどれだけ大切であるかはだれが考えてもわかることです。子どもに届く魅力あふれる語り方と、子どもの考えを受け止める温かく適切な聴き方を磨くことで、教育の質が高まると考えなければなりません。
(石井順治 『教師の話し方・聴き方』「はじめに」i頁、ぎょうせい、2011年)
-----
先週金曜日、公開授業が行われ、石井先生に来校していただき、研究協議会でも50分近く、講演をしていただきました。
「学び合う学び」の授業づくり、学級づくりを目指している本校ですが、自分のクラスは、全然「学び合う学び」とはほど遠い状況にあり、申し訳ない気持ちであります;まずは、子どもたちとの信頼関係づくりに励むところです。
石井先生の目には、自分のクラスがどのように映ったのでしょうか。おそらく授業コメントが届くと思いますが、おそろしいです;
毎日、子どもたちとの真剣勝負です。こちらが本気になって接すれば、子どもたちも何らかの変化が見えますし、本気になってぶつかってきます。一度離れた距離を縮めるのは容易なことではないですが、残りの数ヶ月、できることを一つひとつやり切り、一人ひとりと信頼関係を築いていきたいと思います。
本当に難しい問題がありますが、目に見えない問題としてそのままになってしまう方が大変なことになってしまいますので、今、問題が浮上してきたということは、ある意味ではいいことなのかもしれません。