教養は人の生き方であり、一人一人が自分の生き方を社会との接点を求めて考えていくこと

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教養とは何かという点について共通の理解がないためである。私はすでにこの問題について世に問うたことがあるが、そこでは教養は人の生き方であり、一人一人が自分の生き方を社会との接点を求めて考えていくことだとした。そしてこれまでの教養の理解では個人が主体とされているが、それは偏った理解であり、農民や漁民や手工業者たちが集団として生きていくときに集団として考えてきたその考え方も教養の一つであり、教養には個人の教養と集団の教養との二つの形があると述べてきた。

 

 

阿部謹也 『学問と「世間」』「まえがき」ⅱ-ⅲ頁、岩波新書、2001年)

 

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朝晩は涼しいというか寒いくらいになってきましたが、昼間はまだ暑いです。

そんな中、運動会の練習が続き、疲れが溜まってきている感じです。

運動会の練習が増え、授業が進まない・・・;運動会終了後は大変だ。研究授業があるし、読書感想文の指導もあり、そして閉校記念誌の原稿依頼、在校生への指導も・・・。イベントは尽きないw

 

今日は、運動会の予行練習。午前中、ずっと運動場で練習です。子どもたちも疲れたと思いますが、よく頑張りました。もっと、緊張感を持って取り組むべきところですが・・・。

全校で練習を重ねて、異学年の繋がりがますます強くなってきたのを感じます。高学年が低学年にそっと声をかけたり、一緒に動いたり、そういった姿が自然と見られるのは嬉しいものです。

 

また、全校で練習する際の指導方法なども勉強になります。いろんな先生がいて、いろんなやり方があると思いますが、人数が多くなり、全体をまとめながら、理解しやすく指示を工夫し、子どもたちがスムーズに動けるように、ポイントを抑えるなど、広い運動場で多くの子どもたちをまとめるのは、相当な指導力が求められるんだなと思います。しっかり、気を引き締めさせないと、だらけてしまい、指示が届きません。

 

運動会は、一人ひとりが作り上げていくものですし、自分だけがよければいいという考えでは、成功しません。チームで協力しなければ、自分を含め、他者も満足する運動会にはならないでしょう。子どもたちも、自分の行動が周りに影響するというのは、これまでの練習で感じているところだと思います。

本校は、人数が少ないため、組体操、鼓笛パレードは1年生~6年生までの全校が参加します。また、綱引きや、縦割り班種目、最後の全校リレーなど全校で行う種目が多くあり、みんなで協力することの大切さをしっかりと学ぶことができます。

まだまだ、組体操は不安な面が山ほど・・・。あと2日しかない。大丈夫だろうか。まぁこちらが信じなければ始まりません。成功するに決まっている。後はそこに向けてどうやっていくか。知恵を出し、汗を出し、仕事をする! これだ。

 

この時期にしっかりと他者と関わり、集団で行動することの大切さや、難しさを感じ取り、また、チームワークの向上と共に一人ひとりの持つ可能性を発揮、発見できることを信じ、明日からの練習も頑張ろう。

 

 

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学問と「世間」 (岩波新書)

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