何か素敵なもの、感動するものを見つけてこよう。それを自分の思う方法で表現してみよう

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 私たちは自然の一部として生きてきて、おそらくこれからも自然なしには生きていけない。自然の持つ秩序に感動したり、さまざまな相貌に美を感じたり、逆に美の欠損を感じたり、そんな感性の素養は私たちのDNAに組み込まれている。だが、今の日本の子どもたちは、そのDNAの中の遺伝子にスイッチを入れるような生活から疎外され始めている。

 大人たちはもっと意識的に、子どもたちに豊かな自然を体験させ、さらに、感じたことを言葉や絵、造詣、音楽、身体パフォーマンスなど、さまざまなメディアで形にすることを励ましていく必要がある。

「覚えなさい」「こう表現しなさい」といった一方的な指示によるものではなく、「何か素敵なもの、感動するものを見つけてこよう。それを自分の思う方法で表現してみよう」という教育に変えていく。すると「学ぶことって、遊ぶことと同じ。面白いよね」と子どもたちの意識も変わっていくはずだ。

 

(汐見稔幸 『本当は怖い小学一年生』「第5章 一人ひとりに物語のある学びを」149-150頁、ポプラ新書)

 

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メダカを飼いました。

5年理科で必要になります。うまく卵を産み、孵化してくれればいいのですが・・・。

理科の授業では、(特に高学年では)実験が多く、火や薬品を扱ったりするので、安全指導も欠かせません。

グループでマッチを使うときは、マッチ箱には必要な分だけの本数を入れておくこと、マッチ箱に番号を書いておくことなどなど・・・。

万が一、児童が隠れて持って帰ることのないように・・・。

児童支援の先生に教えて頂きました。6年理科には児童支援の先生が入っているので有難いです。

 

実験道具もしっかりと準備しておくこと。

「酸素のはたらき」の学習で、ビンの中に酸素を入れる際、水の中にビンを入れて、ビンの中を水で満たし、酸素ボンベでビンの中に入れます。

酸素を入れたら水中でふたをして、水槽から出し、ふたをずらした隙間から火のついたロウソクを入れる。すると、ろうそくは激しく燃える。

・・・はずでしたが、3グループのうち、2グループがビンの中に入れると、すぐに消えた。

 

なぜ?

 

もう一回やってみよう。

 

ビンに水を入れて・・・

 

あ・・・

 

それ、酸素じゃなくて、「窒素」だw

 

子どもたちが使っていた缶は、「酸素」じゃなくて「窒素」でした。

 

笑っていいのかどうか分かりませんが、みんなで笑いながら「窒素じゃ燃えないことが分かったね」と発展(?)学習。

こうして、「酸素はものを燃やすはたらきがある」と印象付けて学べたのでしょうか・・・。

ミスは、ミス。

授業前に、酸素や窒素、二酸化炭素の缶が入っているダンボール箱からきちんと「酸素」だけを出して準備しておくべきでした。

「窒素では燃えない」という後に学習することが、この時にできたので良かったのかもしれませんが。

 

4年、5年、6年の3つの学年の理科を担当しているので、ゴチャゴチャにならないように気をつけなければいけません。

 

安全指導と事前準備。

今後の課題です。

 

授業のあり方についても、「聴く」ことを重視し、子ども同士がつながり合う「学び合う」授業を目指していきたいと思います。

机が「コの字型」になっていないので、やりにくい部分もありますが・・・;

 

 

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(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)

(006)本当は怖い小学一年生 (ポプラ新書)