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ペンは剣よりも強し

 

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  親愛なるみなさん、二◯一二年十月九日、わたしは左の側頭部をタリバンに撃たれました。わたしの友だちも撃たれました。タリバンは、ピストルでわたしたちを撃てば、わたしたちを黙らせることができると考えたのでしょう。でも、そうはいきませんでした。わたしたちが声をあげられなくなったとき、何千人もの人々が声をあげたのです。
(中略)

  親愛なる兄弟姉妹のみなさん、光の大切さがわかるのは、暗闇の中にいるときです。声の大切さがわかるのは、声をあげるなといわれたときです。それと同じように、パキスタン北部のスワートが銃だらけになったとき、わたしたちは、ペンと本の大切さに気づきました。

「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。まさにそのとおりです。過激派は、本とペンを恐れていました。そしていまも恐れています。教育の力が怖いのです。彼らはまた、女性を恐れています。女性の声が持つ力が怖いのです。だから、彼らは人を殺すのです。最近では、クエッタの罪もない学生を一四人も殺しました。カイバル・パクトゥンクワ州では女性教師や、ポリオ撲滅をめざす活動家を何人も殺しました。毎日学校を爆破するのも、同じ理由です。昔もいまも、彼らは変化を恐れているのです。私たちの活動によって、平等な社会が生まれたら困ると思っているのです。
 
(マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム 『わたしはマララ』金原瑞人、西田佳子 訳 「国連本部でのスピーチ」420-421頁、学研パブリッシング
 
 
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ご無沙汰。
 
マララさんの活動・主張は、教材として子どもたちに展開できるのではないか。との職場での話題から、本書を購入してみました。
結局、今回は教材として展開しなかったわけですが、今後、自分が担任を持ったりした時に、また、その時々の子どもたちの実態に合わせて、マララさんの生き方・主張を教材として展開できるように準備しておくことは決して無駄ではない。
マララさんの主張はなんとなくニュース等で見聞きしてはいましたが、本書を読むまでは、知らないことばかりで、マララさんの生い立ち、普段の家庭や学校での生活、また国内情勢、スワートの美しい自然の風景など…マララさんの主張の背景を知ることができ、国連本部でのスピーチも、本書を読む前と後では言葉の重さが違うように聞き取れます。
 
権力者は、民衆が政治や教育に無関心であることを望む。民衆が賢くなることを良しとしない。
 
おかしいことを「おかしい」と言える感性や勇気を身につけるのは、やはり教育の力。
学ばなければ、「おかしい」ことに「おかしい」と気づくこともできない。
戦前の日本がそうであったように、富国強兵のスローガンのもとで、教育によって、国のために死ぬことが名誉であるかのように歪んだ価値観が形成された。
平和は教育を出発点とするし、また教育も平和を出発点としなければならない。
 
平和のための闘争と、真実を学ぶこと。
行動と学びが重要ですね。行学。
 
 
 

 

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わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女