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日本の将来を真剣に考えて投票する人間が果たしてどれだけいる?

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「先生、ほんとうは自分でそうおっしゃりたかったんじゃないですか。―――オトナになれよって」

「まあな」

 泰山はいい、しばし自問するかのような間を置く。「たしかにいま、日本中がどうも子供じみているような気がする。政治家に女がいたらけしからんとなり、増税だといえばとんでもないとなる。一方で、各世帯に金をばらまくとか、高速道路を安くするとか―――そんな目先の利益に飛びつく。それでいいのか? いまのご時世、世論なんてものはどこにもない。あるのは要求だけだ。この日本に、日本の将来を真剣に考えて投票する人間が果たしてどれだけいる?」

 

池井戸潤『民王』「第五章 スキャンダル」文春文庫、240頁)

 

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先日、職場の飲み会で読書の話題がでましたが、そういえば最近、小説は読んでないなと。最近は教育書がほとんど。

そこで、ふらっとBOOK OFFに寄ってみたわけです。おすすめされた北方謙三石田衣良。そして、灰谷健次郎の本もついでに・・・。最後に池井戸潤の「民王」が目に入り、気になって購入してみました。池井戸潤は、敵を描くのがとても上手いという印象です。『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』しか読んでいませんが。

今の状況からも、読んでみる価値はあるかなと思いまして。

 

いやー、痛快! さすがですね。

総理大臣とそのドラ息子の中身が入れ替わり、息子が総理として、父親が就活の大学生として、それぞれの難局を乗り越えていく。

脳波がどうのこうので中身が入れ替わるというSFのような設定ですが、この設定のおかげで、政治や大企業の腐敗堕落をバッサリと切りまくる。遊んでばかりの大学生が、政治界、マスコミ業界に物申す! そして、一国の首相が就職面接の場で、企業のエゴや独自の論理に対して物申す!

一気に読み進めることができました。おもしろいです。

 

今、現実社会に目を向けても、大事な大事な「時」を迎えていますね。

消費税増税が一番の焦点かもしれませんが、ボクたちの日常生活に大きく関わるのが消費税ですし、家計への影響も大きい。増税は致し方ないですが、その中で軽減税率は有難いですね。

「どこに投票しても同じだ」という声はよく聞きます。が、数年前、政権交代した時はどうだったでしょうか。だからといって、今の状況が決して良いとは言えませんが、それでも私たちの生活を守ろうと必死になっている政治家もいるわけです。コツコツ努力している政治家を決してマスコミは報道しません。

身近なところでも、通学路に街灯を設置したり、狭かった踏切を広げてくれたり・・・。何度言っても動いてくれない政治家もいますけどね。金や地位のためしか考えていない政治屋も現実にいるわけです。その中で、本当に実績を残し、これからの日本、私たちの生活を考えてくれている政治家は誰か。自他共の幸福の哲学を持って、行動する政治家は誰か。しっかりと見極めていきたいと思います。

私たちの声を聴いてくれる政党・政治家を応援したいですね。

 

青年は、心して政治を監視せよ。

 

 

 

民王 (文春文庫)

民王 (文春文庫)