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仕事が自分の活動だけで自己完結しないということ

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  仕事が自分の活動だけで自己完結しないということは、職人仕事の満足感も、能力の発揮、仕事の主人たること、遊びのように働けることなど自分の側の条件だけではけっして得られないということである。満足のいくものつまり一定の水準にあるものが作れること、品物を使う人も満足来てくれることになどによって、初めて制作者自身の満足は得られるものだろう。モリスのいう創造の喜びも、「真に有益なもの」や「美しいもの」を作ることができたとき、つまり自己の外にある他者や普遍的な価値に結びついたときに満足感は最高のものとなるだろう。ギルのいう神聖性にふれる喜びとは、そのことをいわば極限の形で述べているのだと思われる。仕事の喜びや満足感も、自己と対象という閉じた関係の中だけで生まれてくるのではない。
 
(杉村芳美『「良い仕事」の思想』「第7章  良い仕事と全体性」185頁、中公新書
 
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終業式を終えて、23日から冬休みですが、職員は研修です。
24日、25日と校内研修会。クリスマスもへっったくれもないわけですが、クリスマスの予定なんて無いわけですから、仕事で結構けっこう。コケコッコ―。
 
「子どもの喜びは教師の喜びになるが、教師の喜びは子どもの喜びにはならない」という校長の言葉は忘れません。
教師の喜びはあくまでも子どもや保護者の姿から発現されるものですし、教師の自己満足は子どもや保護者の喜びにはならない。
 
さて、今日の研修会も学ぶこと多いです。
各学年のレポート(2学期分)の検討。
1年目の職場で先輩から「若いもんから発言していかなアカン」というご指導と、授業(今回はレポートですが)を見せてもらったら必ず意見を述べないといけないということを意識し、率先して発言を心掛けたのですが、深まらない意見しか言えずに反省・・・。他の先生方の意見に学ぶこと多し。
各担任の先生方の実践には脱帽です。普段から家庭訪問に出掛けています。教育者として学校だけではなく、保護者と共に子育てをしていく実践が積まれています。プロとしての自覚と責任感を持つことはもちろんですが、それが行動を伴って体現されている、また結果として表れているのがすごいと思うわけです。感心してばかりはいけません。自分も担任ではない立場として、できることを探しながら研修を深めていきたいと思います。今後のためにも学ぶことを止めることはできません。
 
今日の研修会の中で出た「子育てのプロはいない」という先輩の言葉がありました。さらっと言っていたのですが、大事なことだなと思いました。
子育てに不安を持たない親はいないわけですから、保護者は先生や周りの保護者と子育てについて相談できる関係がとても大事。この関係を作っていく、あるいはそのきっかけを作っていくのも教師の役割だと思いますし、ここで思ったのは、教師間でも相談することが大切だということ。子どもの具体的な姿を通して、研修していくわけですが、担任の悩みや不安、苦しみを共有できる職場が強いんだろうなと思いました。互いに高め合っていく関係。これは子ども同士の関係でも目指していく関係ですが、子どもたちが学び合い、高め合っていくのと同じように、否、子どもにその姿を求めるのであれば、教員たちが学び合い、高め合っていくこと。それが今の職場にアリアリと感じます。
 
子どもや保護者の姿から嬉しくなったり、喜んだり、また悩み、苦しみ、学んでいく。
担任一人では、決して真の喜びは得られないのでしょうね。
「喜とは自他ともに喜ぶ事なり」との先哲の言葉を忘れない。
 
 
明日も研修。
 
 
ps,
身近でインフルエンザ第1号が出ました。快復を祈るとともに、自分の体調管理の徹底を心掛けたい。皆さんもお気をつけてください。
手洗い・うがいの徹底だけでも予防になるそうですよ。
 
 

 

「良い仕事」の思想―新しい仕事倫理のために (中公新書)

「良い仕事」の思想―新しい仕事倫理のために (中公新書)