笑いの場を共有すると人間関係は親密になる

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 笑いが受け入れられる場所を私は「笑いの場」と呼ぶが、たがいに了解していれば、笑いの場はどこでも生まれる。笑いの場を共有すると人間関係は親密になる。家庭、会社、学校が笑いの場でるかどうかは、家庭では父母、会社では上役、学校では教師が笑いをどのように受け取るかによる。攻撃性の笑いは一方的だが、親和性の笑いは地位に上下関係のあるところには生まれない。上下関係で生まれるのはへつらいの笑いである。

 部下に駄じゃれを聞かせる上役は上機嫌だが、部下のほうから上役に向かって駄じゃれをとばすと上役は不機嫌になる。教師が生徒に冗談をいうとき機嫌がよいが、生徒から教師に向かって冗談を言うと教師はむっとする。笑いがその場の上下関係を取り払うからである。上下関係が取り払われるのは笑っているときだけで、関係のそのものに変わりはないから、自信を持っている上役や教師であれば部下や生徒といっしょにその場の冗談を楽しむだろう。家庭、会社、学校が笑いの場になるかどうかは、「笑いの下の平等」を受け入れるかどうかによる。

 

 

織田正吉 『笑いのこころ ユーモアのセンス』「第7章 ユーモアとは何か」266頁、岩波現代文庫

 

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明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

新年を迎えて、3日が過ぎようとしています。早いですねぇ(笑)

 

今年の元日は、晴天で風もなく、例年に比べて、暖かい日でした。天も祝福しているようでした。2日も暖かい日でした。

今年も、気持ちを新たに出発できました。

毎年ですが、こうした節目に新たな決意をすることはとても大切です。新たに決意することで、見失いかけていた目標も再度明確になります。

昔、ボクの好きなアーティストが言っていました。

「常にスタートの気持ちでいる人は強い」

と。

 

今年の大晦日に、「悔いのない1年だった」と言えるようにしたいです。

もちろん、反省することもありますし、常に満足せず、妥協せず、上を目指して前進していきたいと思います。が、自分がやってきたことに対して、自信、自負、誇りを持ちたいと思います。

自分の仕事に対して、自信がない人、自負も誇りも持っていない人に、果たして仕事を任せようと思うだろうか。

 

 

初任者研修が今年度で終わりますが、2年次、3年次研修と続きます。

10年、20年と経験を重ねても、研修は「教師の命」なので、常に、自身の力量を高めていきたい。

 

明日から正月気分を取っ払って、3学期に向けて準備を進めていきたいと思います。

 

今年も、仕事、プライベートに全力で!

中途半端では、中途半端な結果しか出ません。

 

 

ps,

「笑いの場」を共有できる心に余裕をもって、子どもたちと接していきたいと思います。

思えば講師1年目。初めての現場で右も左も分からない状況の中で、子どもたちに冗談も言えない、また笑えない日々が続いたなぁと、今思えば、本当に笑えない状況だったと、猛省します。

緊張と緩和。バランスよく。