2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

その答えを見つけようとして、僕らは互いにみがきあっている

- 高杉家がどういう家風であるか、松陰も知っていた。お殿様大事、お役目大事を家訓として代々毛利家に仕えてきた家なのである。当主の小忠太も隠居の又兵衛も、そのことに徹底して、目立つようなことはしないが、失策もしでかさない。その家風をもってすれ…

余命のあるうちに、先帝玄徳からうけた遺託を果たさねばならないと、唯そのことを思うのみだった

- 何ぞ知らん―――人々が楽観して軽躁に勝利を夢みるとき、孔明の心中には、惨たる覚悟が誓われていたのである。彼は決して、成功を期していない、誰よりも魏の強大さを知っている。―――それだけに、我亡き後は誰が蜀朝を保たん、我なくして蜀なし、と信じてい…

「ここまで」と決めた時が負け

- 貫き通せば 必ず叶うと信じて 叶うたびに大きく先を夢見て この期にも及んで プレッシャーを好んで 終わりなきロマンに今日も生きていくぜ何度でも立ち上がれ勝つまで それぞれの立場で 「そんなんじゃないだろ まだいけるはずだぜ」と自問自答で今日も走…

さりげなく、邪魔にならぬ程度のギャグが出ると、雰囲気が和む

- またあるいは安政五年に、松下村塾の増築工事が行われた時のこと。梯子に上り、壁土を塗っていた品川弥二郎が、誤って土を落っことし、それが松陰の顔面を直撃した。 ひたすら恐縮する弥二郎に対し松陰は、 「弥二よ、師の顔にあまり泥を塗るものではない…

医療者側の温かさは多くの患者にとって薬や手術と同じくらいの大事な治療方法である

- 今日まで私はかなりの数の手術を受けてきたので、いささか「手術ズレ」をした男だが、しかし何度受けても手術は手術である。嬉しいものではない。不安だし、気味わるい。 それが証拠に、入院して表面は平静を装っていたが心の動揺は手術前日の検査ですっか…

それを妨げているのは、要するに小さな欲でしかない

- 走っている人は風をまきおこす。どちらから風が吹いてくるのかわからなくなる。いつも風に向かって走っているように感じている。天下の風が、そして、自分の人生の風が、どちらから吹いてくるのかをたしかめるには、風見を立ててみなくてはならない。 走っ…

今死んでも悔いはないといえる使命を果たし行く日々を送りたい

- 日頃、『俺は死なんて恐れないぞ』とうそぶいている人でも、いざ病気になってちょっと痛みや辛さを感じると、健康で生きていることのありがたみがわかるものです。『恐れないぞ』とことさら言うのは実は『恐れいている』ことの裏返しです。 人はなぜ死をお…

将来にわたって大きな影響を及ぼすテーマであるにもかかわらず、感情的な反応や、一人一人の体験や印象だけでいろいろな意見が飛び交い、物事が決められていくことの多い領域では、自分たちで考える力はとても大切な力

- ただ、学校という身近な問題を例に、自分の頭で考えようという姿勢自体は、変える必要がないと今でも思っています。学校の基本的な仕組みは、それほど大きく変わっていないからです。自分で考える力がつけば、その先に、この文庫本のあとがきで書いたよう…

いまだこりず候

- 先生の気持ちと生徒の気持ちのすれ違い。この違いの中に、教師の仕事、それに学校という場所の特徴が表れていると見ることができそうです。 その特徴を明らかにするために、まずは「人の気持ちを理解する」とはどういうことなのかを考えてみましょう。先生…

声仏事を為す

「声仏事を為す」人間を含め、犬、猫、生き物全般にいえることですが、心で思っていること、心の状況が、そのまま、「声」となって出るらしいです。心が 「よし頑張ろう」 と思っている時は、ポジティブな発言が出ますが、同じように、 心の状態が、 「あぁ…

果たして生理的な肉体の終わりだけが人間のすべての終末なのかどうかを自問自答すべきなのである

- 私の知っている七十五歳の老婦人は自分が癌の手術を受けたと知らない。医師とその娘だけがこの婦人があと五、六年で人生を終えることを承知している。だから老婦人は暗い気持ちなどを持たず、毎日をそれ相応に楽しく送っている。 そういう彼女をみると私は…

一筋の光の導く方へ 僕らは進む今日から明日へ

今週末には科目試験を控え、ちょっぴり焦っていますが、ちょっと冷静に考えてみると、時間は十分すぎるほどあるわけで・・・要は、自分との対話の中で、弱い心や逃げてしまう心を叩き切るしかないのです。「逃」げるのではなく、「挑」んでいきたい。忙しさ…

1対1の対話

こんばんは。机の上で本を開き勉強することも大切ですが、やはり、人と会って、対話することのほうが学ぶことは多いです。友人でも、心の奥から思っていること、感じていること、考えていることを 率直に話をすることで、初めて気づくこともあります。いわゆ…

若者というものは、無限の可能性を秘めているものだ

- よいか、若者というものは、無限の可能性を秘めているものだ。その能力を引き出すのが、おまえたちをはじめとする年長者や重臣の務めだ。それを怠って、すぐに役に立つ外部の若者を引き入れるのは早計というものだ。いまうちにいる若者たちは、本来、みな…

知識の貯蓄よりも、さらにいっそう大切な徳の貯蓄

- 貯えた知力がいかなる時に役に立つかは、分からぬものである。分からぬけれども、早晩役に立つ。ただ目前に横たわる必要のためにのみ得る知識は、それはドイツ人のいうパン学問である。パンを得てしまえば、もはや役に立たぬ。ゆえにいかなる時にも、いか…

それぞれの地でそれぞれの使命を

明日、2011年11月11日は、Def Techの武道館ライブ!ファンである以上、行かなければならないライブですが・・・ボク個人的な意見としては、 Microも言っていましたが、ファンではなく、“友達”としての関係性を築いていこうと思っているので、今回の…

近況報告

11月5日(土) 秋季スクーリング1日目 科目は「理科」 生物分野を中心に植物、昆虫等の生態を学ぶ11月6日(日) 秋季スクーリング2日目 花が葉からできたことの証拠等を学ぶ 夜は兄と池袋駅前の「肴や」で海鮮料理を食す 夜行バスで地元へ11月8日…

子どもたちの夢をかなえてあげることが、大人の役目だと考えられた

- 「英語の選択の授業を受けたいといったけど、先生は受けさせてくれない。選択の英語を受けるのは高校に行く人だけだという。廊下でもいいから聞かせてくれと頼んだが、だめだった。くやしくて、くやしくて、生まれ変わって私も高校に行くようになりたいと…

大鵬の志は燕雀の知る限りではない

- 「いや、あなた方のお眼に、そう映るのは無理もありません。大鵬という鳥がある。よく万里を翔破します。しかし大鵬の志は燕雀の知る限りではない。古人もいっている―――善人が邦を治めるには百年を期して良く残に克ち殺を去って為す―――と。たとえば重い病…

調べればほとんどのことはすぐに分かるような今の時代

- 学校や勉強を好きではない子どもも、もちろん好きな子どもも、全員が学ぶ場であること。そして、調べればほとんどのことはすぐに分かるような今の時代。こうした場所、こうした時代に学校で授業することの自分なりの答えを見つけておいてほしいですね。 (…