2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

生死を度外視して、要するになすべきことをなす心構えこそが大切

- 松陰はかつて門下生の高杉晋作から、「男子の死すべきところは」と質問されたことがあった。それに対して明確な答をしまいままだったが、江戸送りとなり、死に直面してはじめて悟るところがあった。松陰が高杉にそのことを教える大要次のような手紙を書い…

いくら理想を掲げても、現実には崩れることもあるでしょう。だからといって諦めたり、最初から理想を持つことを放棄したりしてはならない

- ただし、教師には2つ、ぜひ心に留めてほしいことがあります。たとえば親は、もしも自分の子どもに矢が飛んできたら、きっとわが身を前面に出してでも子どもの命を守ろうとするでしょう。愛情ってそういうものですよね。教師は親とはちょっと違うけど、子…

子供たちは 小石を集めては また撒きちらす。子供たちは 隠された宝を探そうとはせず、網打つ術も知らない。

- 子供たちは 砂で家を作り、貝殻で遊ぶ。枯葉で小舟をあみ、愉しげに 広い海に浮かべる。子供たちは 世界の海辺で 戯れ遊ぶ。 子供たちは 泳ぎを知らないし、網打つ術も知らない。真珠採りは 真珠を求めて海にもぐり、商人は 船に乗って航海する。そのあい…

良書を読め

- 「こういう物語は少年に人生や仕事に対して間違った考えを与えてしまうんですよ。知らなくてもいい悪いことや下品なことを教え、お姫様をお嫁に貰うとか、世間的な名誉をさずかるとか、骨を折らないで一攫千金の夢を見るようになります。誰か生き生きした…

真の生命というものは、殻つぶのうちに生命がひそんでいるのとおなじように、人間のうちにいつもひそんでいて、時が来ると、その姿をおもてにあらわすものである

- 人間という存在のうちに真の生命のあらわれる経過を観察して、しらべてみると、よくわかるのだが、真の生命というものは、殻つぶのうちに生命がひそんでいるのとおなじように、人間のうちにいつもひそんでいて、時が来ると、その姿をおもてにあらわすもの…

受験こそ、子どもたちみんなで助け合って突破してもらいたい

- 生徒同士でテストを採点させたように、私は常に「話し合いの勉強」「共同作業」ということを重視してきました。 とりわけ高校生になると、受験という問題は避けて通れませんし、しかもそこでは、とかく「競争」「ライバル」「孤独」といった要素が強調され…

朋あり、遠方より来たる、また楽しからずや

- 学びて時にこれを習う、また説(よろこ)ばしからずや。朋あり、遠方より来たる、また楽しからずや。(孔子『論語』) - 先日、幼稚園からの友人に会ってきました。山口県まで行きました。いや〜、遠かったですね〜;中学校時代のバスケ部メンバー3人と運転…

教育熱心な長州藩

- 長州藩の領地は、真ん中に中国山脈が横たわり、田畑となる平野部分が少ない。農業だけでは、食べてゆけそうにない。そこで長州藩では多くの人々が知恵を出し合い、産業を興して、藩を運営してゆく。 特に重要な特産品として開発されたのが、米・塩・紙・蝋…

優秀な監督は、生徒たちにスポーツの本当の楽しさや、自分を追い込むことの大切さを理解させています

- 原点に返るというのは、簡単なようでいて大変に難しいものです。私は普段、試合に負けたときはすべて監督の責任だと思っています。負けるような試合をする選手を育てたのは私なのです。ですから試合に負けたときは、理由を考えているまでも眠れません。答…

平氏を滅ぼすものは平氏であり、鎌倉を滅ぼすものは鎌倉だ

- 童門 いまの世相というか、政治情勢に合わせるわけではないけれども、徳川家康がいった言葉がぼくがずっと頭に残しているのは、 「平氏を滅ぼすものは平氏であり、鎌倉を滅ぼすものは鎌倉だ」 といっているんですよ。つまり、敵は内部にある。滅ぼす要因と…

引き出し手によって、人間というのは底知れぬ力を発揮する

- 引き出し手によって、人間というのは底知れぬ力を発揮するものだ。 このエピソードで藤吉郎が成功したのは、まず、 “なんのためにこの仕事をやるのか” という目的を、下で働く者全員にしっかりと理解させたことである。そして次に自分の属する組に入って自…

不充分な実験、断片的理論、人間同士の不和に満ちた現代が、人類の最高の時代などと私にはとても思えない

- 彼はもどって来るのだろうか。過去に逆もどりして、旧石器時代の血に飢えた毛むくじゃらの蛮人に捕まったのだろうか。それとも、白亜紀の深海の底か、ジュラ紀のグロテスクな蜥蜴や巨大な爬虫類の中へ飛びこんだのだろうか。今も―――今というのは少し変かも…

いいふらされた愚にもつかないことを信じきっている

- 「キリスト教徒の旧約聖書は、ユダヤ人の聖なる書物である。ユダヤ人は、それをトーラーと呼ぶ。≪教え≫という意味だ。トーラーには、神がモーセに示された掟がかかれている。ユダヤ人はこのトーラーについて、またその掟について、一生けんめい考えた。そ…

天国までおれの名前が届くように

- おれ あいつのぶんも強くなるから!!! 天国まで おれの名前が届くように 世界一強い大剣豪になるからさ!!!! (尾田栄一郎『ONE PIECE 巻一』「第5話“海賊王と大剣豪”」139頁、集英社) - 講師登録の書類を提出してきました。午前中に健康診断に行き…