2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

純粋な理性というのは、肉体のかけらも含まない

- 合理的選択モデルは、その枠組みが使える場面では有効性を発揮するかもしれない。ヘッジファンドの手口などでは、うまくいくケースもありそうだ。しかし、そういう場面はきわめて限られている。使われる舞台が、人間の感情をほぼ完全に除去した数値計算の…

“感謝すること”こそ勝利と一流への道

今週のお題「好きなスポーツ」 - 花道の特訓に何日もつきあってくれた仲間たち。彼らに感謝することの必要性を花道は赤木春子に教わります(第22巻176ページ)。チーム内でこの気持ちが出来上がっていないのであれば、とても勝つことなどできないでしょう…

「あれは何ですか?」「からかいです」

- さらに話を進めると、「あってはならないこと」がありまして頭を下げると、頭のてっぺんがぴかっと光るという絵を何回も見せられた。学校の校長でも見た、病院長でも見た。私は県立病院長だったから、嫌な感じと思っていた。いろいろな所で「あってはなら…

かくて天命(真理)にかなわば成功するであろうし、かなわなければ敗れるであろう

- 「―――自分の文章など、梁川星巌のところにあるくらいなもので心配の要はない。そのようなことよりももっと大切なことがある。それをよく心得ていて欲しい。元来天下のことは、区々たる小細工によって成功したり敗れたりするものではない。秘密にことを運ぼ…

なにひとつ手には持たないが、期待に心はずませて 旅路にのぼる

- 彼方へ 何をたずさえて行くのかと、たずねてくださるな。わたしは なにひとつ手には持たないが、期待に心はずませて 旅路にのぼる。 (R・タゴール『ギタンジャリ』「九四」139頁、森本達雄 訳注、第三文明社、レグルス文庫209) - 試験前日。ちょうど1年…

祈りは「未来をよい方向に変えようとする営み」

- 脳の中で記憶を司る部位である海馬は、これまでにあったことを記憶するだけでなく、「未来にやるべきこと」「将来行う行動」についての「展望的記憶」(Prospective Memory)もコントロールしています。 たとえば、「来週の水曜日に午後二時から○○さんと会…

努力を惜しんで何ができよう

- 「―――進んで将相たらずんば、退いて千古の聖賢を友として書を読もう、これが平素から自分の志望であった」 と述べ、さらに、 「―――日本に生まれて日本はいかなる国であるかを知らねばならぬ。真に日本国を知らずして漫然と生きていてどうするものか」 自分…

金儲けのために甘い言葉で“子育てビデオ”や“早期教育ビデオ”を売り込む企業の商業戦略に無批判に乗せられる若い親たち

- 乳幼児期のメディア接触の「早期化」「長時間化」も急速に進んでいます。生まれたときに茶の間にテレビがあった“テレビ世代”、子ども期にテレビゲームを経験した“ゲーム世代”が子育てをはじめた1990年代以降、そうした流れは一段と加速されつつありま…

人作り、これがなければこの世にさっぱりおもしろ味もなければ進歩もない。

- 菊作りなどは考えてみればただの暇つぶし。しかし、人作りはそうではない。よい子、よい血筋に、誠の愛情をそそぎかければ、小さくて一郷を救うほどのもの……大きければ、藩も国も、いや、世界も救うほどの大輪の、みごとな花が咲くやも知れぬ……、それゆえ…