2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本は、ほどよい歯ごたえがあってこそ、知らないうちに読む力を育ててくれます

----- その意味で、たとえ知識や教訓が得られたとしても、中身の薄い小学生向きの伝記や歴史マンガなどは、「いい本」とは言えないことがわかっていただけると思います。「なんでもいいからたくさん」と言われて数をこなすために読むような本も、もちろんだ…

学ぶ気がなければ、何を教えたってだめだ。

----- 授業がはじまると、 「あああ。」 と、わざと大きなあくびをしたり、いびきをかいて眠ったふりをするものも多かった。 万次郎は、しかし、おこらなかった。 漁師あがりの身分とはいえば、たしかにその通りだったし、また、サムライたちが、その漁師を“…

人の世に熱あれ、人間に光あれ

----- 1922年3月3日、京都市の岡崎公会堂で全国水平社創立され、全国の部落から七百とも三千ともいわれる人びとが集まりました。創立大会の宣言は、これまでの部落改善運動や融和運動を「人間を冒瀆」し「人間をいたは」る運動だったと厳しく批判し、「人間…

教員採用試験1次選考試験の結果

----- 面接担当者である校長・教頭は、「面接対象の学生が自分の部下になったら」という観点で選考を行う。実際にそうなる可能性もあるから、なおさらだ。 (新井立夫+石渡嶺司 『教員採用のカラクリ』「第5章 教員採用試験のカラクリ」130頁、中公新書ラ…

教師はいつも「受難」を生きることを宿命づけられている

----- 危機と混乱と混迷が渦巻く転換期において、教師が教師として生きる基礎となるものは何なのだろうか。私は多くの学校訪問し、教師たちと学校を内側から改革する実践を推進しながら、この転換期において教師に求められる第一の事柄は、日々の授業実践を…