独り言

一誠兆人を感ぜしめ

- 松陰は言う。「僕は毛利家の臣なり。故に日夜毛利に奉公することを練磨するなり、毛利家は天子の臣なり。故に日夜天子に奉公するなり。吾等国主に忠勤するは即ち天子に忠勤するなり」。そして毛利家や幕府に非がある場合は諌主・諌幕のために「一誠兆人を…

全力を傾注する学業そのもの

- 大次郎は以上の七巻を豊島権平から借りて宿へ帰った翌日から腹痛をおこして九日間寝込んでしまったが、病床で全巻を読破し、抄録もおこたらなかった。この叢書には続篇七冊があるが、それも後に読み終わったことを記録している。 読書録を見ると、読了すれ…

良書を読め

- 「こういう物語は少年に人生や仕事に対して間違った考えを与えてしまうんですよ。知らなくてもいい悪いことや下品なことを教え、お姫様をお嫁に貰うとか、世間的な名誉をさずかるとか、骨を折らないで一攫千金の夢を見るようになります。誰か生き生きした…

教育熱心な長州藩

- 長州藩の領地は、真ん中に中国山脈が横たわり、田畑となる平野部分が少ない。農業だけでは、食べてゆけそうにない。そこで長州藩では多くの人々が知恵を出し合い、産業を興して、藩を運営してゆく。 特に重要な特産品として開発されたのが、米・塩・紙・蝋…

引き出し手によって、人間というのは底知れぬ力を発揮する

- 引き出し手によって、人間というのは底知れぬ力を発揮するものだ。 このエピソードで藤吉郎が成功したのは、まず、 “なんのためにこの仕事をやるのか” という目的を、下で働く者全員にしっかりと理解させたことである。そして次に自分の属する組に入って自…

いいふらされた愚にもつかないことを信じきっている

- 「キリスト教徒の旧約聖書は、ユダヤ人の聖なる書物である。ユダヤ人は、それをトーラーと呼ぶ。≪教え≫という意味だ。トーラーには、神がモーセに示された掟がかかれている。ユダヤ人はこのトーラーについて、またその掟について、一生けんめい考えた。そ…

生きている人たちが思い出してくれて、目がさめるのを待っているんだよ

- おばあさんチル でも、お前たちあの日わたしたちのこと思い出したろう? チルチル ええ。 おばあさんチル それごらん。わたしたちのことを思い出してくれるだけでいいのだよ。そうすれば、いつでもわたしたちは目がさめて、お前たちに会うことができるのだ…

役職が上だからといってその人物のいうことが正しいわけではない

- 私は、強い組織、伸びる組織をつくるには、人と人がつながりを深め、お互いを“信頼”することから始めなければならないと思っている。 では、その“信頼”は何から生まれるのか。それこそ、孔子のいう「正義」「礼節」「謙遜」「信義」なのではないだろうか。…

法門をもって邪正を糺明すべし。利根と通力によるべからず

- およそ人間の文化の歩みにはきびしく正しい方向がなければならない。その方向をたどってこそ進歩はあり得る。 が、その進歩をもたらすための欠くべからざる要因は何であろうか? 第一に、心の田、知恵の海の開発でなければならなかった。心田をよく耕し、…

友との語らいから

- 私が小学校の3年生を受け持っていたときのことです。あるお母様から娘のことで相談にいらっしゃいました。 「先生、うちの子は、もう3年生になるというのに、家ではまだお人形遊びばかりをしているのです。幼いのです。勉強もしないでお人形遊びばっかり…

納豆ダイエットに「踊らされ」、我先に納豆の買占めに「群がる」私たちの精神状態(世相)はどうなっているのか

- 本当のメディアリテラシー(新聞やテレビなどからの情報を読み解く力)とは、A新聞・B新聞・C新聞を並べて、ある事件の扱いについてどこが違うのか、なぜなのかを調べるなどといったことではなく、またテレビのD局とE局の報道番組でのニュースの扱いについ…

花がそんなにも身近にあり、それがわたし自身のものであったことを、そして このような全き美が わたし自身の胸の奥深くに花咲いていたことを

- 二〇 蓮の花の咲いた日に、ああ、わたしの心は彷徨っていた、なのに わたしはそれに気づかなかった。わたしの花籠は 空っぽだった、なのに 花には目もくれなかった。 ただ、ときとして、ある悲しさがわたしのうえにふりかかり、わたしは 夢からふと目覚め…

一番勇敢な犠牲的行為の大部分は、人にも知られもせず、ほめられもしないものだよ

- 「もしその犠牲的行為がほんとうのものならね。だが、一番勇敢な犠牲的行為の大部分は、人にも知られもせず、ほめられもしないものだよ。それだからといって、その行為の美しさを損ねはしないのだ。 (中略) 「恥ずかしいが、辛かったね。しかし或る賢い…

徹底的に勉強して行こうよ

- たとえ、これから一年間に、読み、書き、算数の三つしか勉強しなくてもかまわないからね。進み方がどんなにゆっくりでもいい、徹底的に勉強して行こうよ」 (オルコット、村岡花子訳『八人のいとこ』「七 中国への旅」97頁、角川文庫) - 悩みがないという…

グローバルに思考し、ローカルに行動する

新しい価値を創造するには、やはり過去も大切なわけです。2011年、確かにボクはココで生きていた。2012年、ボクたち一人一人が未来を創っていく。 ps, この動画、編集や音楽がカッコいいですね。 流石です。 pps, 明日、iPhone4Sを購入しようと思います。 今…

やっぱり一生懸命治そうと思ったり、ウロチョロすたりする時が必要

- 小川 患者さんが治っていく時には、何か「ものすごくうまいこと」が起こるということを、お書きになっていらっしゃいました。 河合 そうなんです。僕の患者さんが治っていった話をそのまま書いたら、あまりに都合のええことが起こりすぎて、作品にはなりに…

年末には一年の日記を繰り返し見よ

- 第一は過去一年中の日記を繰り返して見ることである。これには三日ぐらいかかる。正月より十二月まで順次に、毎月中の主なる出来事は何であったか、それを書き抜いて、一種の摘要を作り、一年のうちでもっとも悲しかったこと、最も嬉しかったこと、永く記…

私の個性が本ものになるためには多くの影響が必要だった

- 仏教には時節到来という言葉がある。人間に働いている仏の心を知るには時節を待たねばならぬの意味である。おなじように縁についても、それが理解できるのは人生の時節を待たねばならない。 基督教のほうでは縁という言葉はない。おそらく縁という言葉は基…

その真価が計られるのは、常に危機に直面したときである。

- 『道徳形而上学原論』の「原論」と訳されているドイツ語の“Grundlegung”は、ほんらいの建物の「礎石をすえる」ことを意味する。礎石は、その上に建物が建ってしまえば、地下の闇に埋もれてもはやその存在が意識されることはない。そのようなわけで、建物の…

これからの話をしよう

消されるかもw 今日は、外食でした。久々の。友人と。毎度の如く、深い〜話でした。面白かったです。仕事のこと。人としての生き方。夢を追いかけることの意味。ネガティブな感情のコントロール。等々。美味しい焼き鳥を食べながら。本音で語り合える関係っ…

本質を見抜く力

- このように、問題解決にあたって、「今何を求めたいのか、そのためには何が許されるのか?」、それを絶えず頭に入れておくことが重要です。この作業を進めていく一つの過程が、抽象化ということです。 (岡部恒治『考える力をつける数学の本』「13 余計な…

輝いているその瞬間

遠くにいても近くにいて、距離は関係なく、仲間は仲間で変わりない。いわば、この厳しい人生の荒波を共に乗り越えていく“同志”ともいえようか。今日、久しぶりに尊敬する先輩と会い、楽しい時間を過ごせた。また、他の仲間を集まり、6人程度でワイワイと。…

私は人から危害を加えられるのは嫌である。ということは、ほかの人も嫌だろう。だから私はほかの人にこういうことをしないようにしよう

- バッタチャリヤ博士の挙げられた三番目、「西洋的な倫理観を説かなかった」というのは、少し説明が必要だろう。西洋における倫理は、まず天地を創造し、生き物を産み出し、人間を創りだした絶対神のゴッド(God)が前提となっている。その絶対神に対する約…

Human Revolution

12月に入りましたね。あと1ヶ月です。残りの1ヶ月を悔いなく過ごしたいですね。1ヶ月ぐらいは、ちゃんとできるでしょうw さて、12月と言えば、クリスマス。クリスマスの本来の意義が全く分からないニッポン人ですが;まぁ、一種のお祭り・イベントと…

その答えを見つけようとして、僕らは互いにみがきあっている

- 高杉家がどういう家風であるか、松陰も知っていた。お殿様大事、お役目大事を家訓として代々毛利家に仕えてきた家なのである。当主の小忠太も隠居の又兵衛も、そのことに徹底して、目立つようなことはしないが、失策もしでかさない。その家風をもってすれ…

「ここまで」と決めた時が負け

- 貫き通せば 必ず叶うと信じて 叶うたびに大きく先を夢見て この期にも及んで プレッシャーを好んで 終わりなきロマンに今日も生きていくぜ何度でも立ち上がれ勝つまで それぞれの立場で 「そんなんじゃないだろ まだいけるはずだぜ」と自問自答で今日も走…

さりげなく、邪魔にならぬ程度のギャグが出ると、雰囲気が和む

- またあるいは安政五年に、松下村塾の増築工事が行われた時のこと。梯子に上り、壁土を塗っていた品川弥二郎が、誤って土を落っことし、それが松陰の顔面を直撃した。 ひたすら恐縮する弥二郎に対し松陰は、 「弥二よ、師の顔にあまり泥を塗るものではない…

それを妨げているのは、要するに小さな欲でしかない

- 走っている人は風をまきおこす。どちらから風が吹いてくるのかわからなくなる。いつも風に向かって走っているように感じている。天下の風が、そして、自分の人生の風が、どちらから吹いてくるのかをたしかめるには、風見を立ててみなくてはならない。 走っ…

声仏事を為す

「声仏事を為す」人間を含め、犬、猫、生き物全般にいえることですが、心で思っていること、心の状況が、そのまま、「声」となって出るらしいです。心が 「よし頑張ろう」 と思っている時は、ポジティブな発言が出ますが、同じように、 心の状態が、 「あぁ…

一筋の光の導く方へ 僕らは進む今日から明日へ

今週末には科目試験を控え、ちょっぴり焦っていますが、ちょっと冷静に考えてみると、時間は十分すぎるほどあるわけで・・・要は、自分との対話の中で、弱い心や逃げてしまう心を叩き切るしかないのです。「逃」げるのではなく、「挑」んでいきたい。忙しさ…