それぞれの野望の火をたやすことなく己の道をつき進むことをここに誓え!!!

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 本を選ぶのに工夫はありません。とりあえず、おもしろそうだなと思うものを手にする。ベストセラーは必ずしも読むわけではない。そして、自分が考えもしなかったことを書いてある本が、一番楽しい。
 自分の専門に近いのはダメです。小説でも医療を扱ったものは読みません。
 その点、ファンタジーはいい。完全に仮想の世界になる。想像力の世界になる。だからこそ、作家の力量が問われるのだと思います。それが本当の小説だという気がします。
 日本でおもしろいファンタジーが少ないのは、文化のせいだと思います。第二章でも説明しましたが、ファンタジーを担うべき部分を、漫画が背負うようになっています。『鉄腕アトム』が典型です。あれを文章にしたら、日本語じゃ難しい。英語はあれを文章にできる。『ゴルゴ13』も、英米なら小説になるでしょうね。
 日本に、ファンタジーがないというのは、実はないのではなくて、漫画が実現しているのです。


養老孟司・池田清彦・吉岡忍『バカにならない読書術』朝日新書)

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よく本を選ぶ基準に“作家で”という人がいますね。
この人が書いた本は内容に関係なく、読むという人。

ボクは、特に作家に関係なく、面白そうだなと思うものを読みます。
しかし最近、一人の作家の作品を読んでいくのも悪くないかなと思う今日この頃・・・。

別に、何が良くて何が悪いとかという話ではないですが。

先日、
『永遠の0』の百田尚樹さん、
の『風の中のマリア』を読みました。
『永遠の0』と同じく、面白かったです。
人間の知らない(気付いてない)世界で、壮絶なドラマが繰り広げられているんだと想像できます。
もちろん、事実ではないかもしれないけど、
でも、「事実ではない」と証明することもできない。
むしろ、事実であると思う。ボクは。


さて、
今日は科目試験でした。
「国語科教育」
過去問を参考に勉強してましたが、見事、予想問題的中!
手ごたえはありました。
一先ず安心です。

残すは、「生涯学習概論」

と、スクーリング科目が2つ。

すべての単位を取得したとしても勉強は終わりません。一生。
来年の教員採用試験の勉強もあるし…;

ただ、思う存分読書できるのは、今しかないと思います。

貴重な時間ですね。

こう考えると、死ぬ間際までが、貴重な時間であると思うんですけどねw

悔いのない人生を送りたいと思うわけでございます。


ps.
最近、ワンピースを読み返してみたりしてました。
泣きました!
第1話でウルッときましたね。
各キャラクターのエピソードを読み返し、特にウソップの話(5巻)に泣けました。
高校生の時に読んだ時は、感動こそすれ、涙を流すなんてことは決してなかったことですが、今の自分にとっては、
恥ずかしながら、泣きました。

ボクにとってのファンタジーです。

「それぞれの野望の火をたやすことなく
己の道をつき進むことをここに誓え!!!」
(by ウソップ)

ニッポンの漫画も捨てたもんじゃないっスね。


バカにならない読書術 (朝日新書 72)

バカにならない読書術 (朝日新書 72)

風の中のマリア (講談社文庫)

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