積極性・主体性

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滝井 「良い教師」になれるかどうかは、最初の3年が非常に重要です。この時期をどう過ごすかによって、その後どのような教師になるかがある程度方向付けられてしまうとさえ言えるほどです。ですから、この時期は特に、先輩教師からたくさんアドバイスをもらって、教師の基本となるものの見方や、子どもたちとの向き合い方などについて、しっかりと考える機会をつくるべきです。
 以前は、若い教師が何か問題を抱えている時は、仕事の後の飲み会などで、先輩教師がそれとなく参考になる話をしてフォローをしたものでした。決して「お説教」ではなく、雑談に見せかけてその中に解決のヒントが隠されてるような話のおかげで、私自身も何度も助けられたことがあります。今思えば、先輩教師がしてくれた話は、当時の私にとっての「旬」な話。つまり私が悩んでいることや抱えている問題をそれとなく察して、そのタイミングに合った話題を選んでくれていたんでしょうね。こうしたことは、おそらく私に限ったことではなく、教師の職場における良い文化として、広く存在していたと言ってよいでしょう。
 ところが、現在では教師の多忙化などで、こういう場自体が少なくなりました。だからこそ、問題を抱えたら1人で抱え込まずに、積極的に先輩教師に相談しに行くくらいの積極性、主体性を持ってほしいですね。教師はもともと教えるのが好きな人たちのはずですから、子どもたちのことで真剣に悩み、自ら相談を持ち掛けてくる「見込みのあるヤツ」には、忙しい中でも何とか時間を割いてアドバイスをしようと思ってくれるものですよ。


(「今、教師に求められるもの。」滝井章教授『教員養成セミナー2011年11月号』10頁。時事通信社

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教育実習でお世話になった母校の小学校へ、ボランティアとして、またまたお世話になることになりました。

詳しい内容は、後日連絡があります。

とにかく、経験が大切だと思うので、できることは何でもしようと思います。


学べ!ワカモノよ!


このCM好きだなー^^w