子供たちは 小石を集めては また撒きちらす。子供たちは 隠された宝を探そうとはせず、網打つ術も知らない。

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 子供たちは 砂で家を作り、貝殻で遊ぶ。枯葉で小舟をあみ、愉しげに 広い海に浮かべる。子供たちは 世界の海辺で 戯れ遊ぶ。
 子供たちは 泳ぎを知らないし、網打つ術も知らない。真珠採りは 真珠を求めて海にもぐり、商人は 船に乗って航海する。そのあいだ、子供たちは 小石を集めては また撒きちらす。子供たちは 隠された宝を探そうとはせず、網打つ術も知らない。

 ――― タゴール『ギタンジャリ』96頁、森本達雄 訳註、第三文明社・レグルス文庫209

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昨日は学童の遠足でした。
3月で学童を辞めていく子は、お別れ旅行として、某遊園地へ。
そして、引き続き学童を利用する子は、某公園へ。

みんなで一緒に行く計画もあったんですが、予算や人数等の関係で、別々に行くことになりました。

ボクは、学童に残る子たちと某公園に行ってきました。
16名の子どもたちでしたが、遠足の引率は大変ですね;
指導員は、ボクと今月から新しく入った人2名。

公園では、好きなように遊ばせましたが、なんせ土地面積が広い!
目の届く範囲にいなきゃいけないので、大変でした。
しかも、喧嘩するし…。
でもあれですね。喧嘩はすぐにおさまります。こちらがそれほど介入しなくても、子ども同士で解決します。
特に女の子は、勝手に仲直りしてました。
これも低学年なら大丈夫かもしれませんが、高学年になるとそうもいかないと思われます;

で、午後から体がしんどくなってきて、学童に帰ってきたときに、一気に疲れが出てきました。
頭痛がして、熱もある。子ども達にうつすといけないので、早めに帰宅させてもらいました。

薬を飲んで、がっつり寝たら、今日の朝には、熱も下がり、頭痛も治りました。

連日の疲れが溜まっていたんだと思います。
子供たちへの手紙やら、何やらで、気も使っていたし、寝不足からきた魔だったのでしょう。

4月からは今以上に忙しくなるのに、これしきのことで倒れていては、この先どうなることやら・・・;

とりあえず、学童全員の手紙は書き終わり、あと2日で学童への出勤も終わります。

様々ありましたが、子ども達には感謝です。

生意気な子もいますが、心は純粋で、無邪気に遊ぶ姿や宿題を一生懸命している姿には、本当に嬉しく思いますし、癒されました。
本来の純粋な心で遊んでいる・学んでいる姿には、利害関係などなく、地位や名誉、肩書、財産は全く意味をもたなくなるのでしょう。

ボクも、そんな純粋な心で学び、働きたいと思います。
社会では、そんなことは通用しなくなるかもしれませんが、子どもを相手にする以上、「どうせ子どもだから」という心は、必ず子どもは感じ取るでしょうし、自身の成長もないでしょう。
むしろ、「子どもだからこそ」真剣に、誠実に向かい合っていきたいものです。


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ギタンジャリ (レグルス文庫)

ギタンジャリ (レグルス文庫)