生まれたときにわたしたちがもってなかったもので、大人になって必要となるものは、すべて教育によってあたえられる

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 植物は栽培によってつくられ、人間は教育によってつくられる。かりに人間が大きく力づよく生まれたとしても、その体と力をもちいることを学ぶまでは、それは人間にとってなんの役にもたつまい。かえってそれは有害なものとなる。ほかの人がかれを助けようとは思わなくなるからだ。そして、ほうりだされたままのその人間は、自分になにが必要かを知るまえに、必要なものが欠乏して死んでしまうだろう。人は子どもの状態をあわれむ。人間がはじめ子どもでなかったなら、人類はとうの昔に滅びてしまったにちがいない、ということがわからないのだ。
 わたしたちは弱い者として生まれる。わたしたちには力が必要だ。わたしたちはなにももたずに生まれる。わたしたちには助けが必要だ。わたしたちは分別をもたずに生まれる。わたしたちには判断力が必要だ。生まれたときにわたしたちがもってなかったもので、大人になって必要となるものは、すべて教育によってあたえられる。


(ルソー、今野一雄訳『エミール(上)』「第一編」28-29頁、岩波文庫

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小学校に勤務し、1週間が経とうとしています。

今のところ、順調です。先生方もいい先生たちばかりで助かってます。
各学年2クラスありますが、相担の先生も素晴らしい先生でよかったです。

教育実習校にしても、今回の学校にしても、環境のいい学校に巡り合えて、幸せ者ですw

で、本当の勝負は明日からです!

明日は、着任式・始業式・入学式、そして、学級指導です。

着任式での挨拶をどうしようか考え中ですが、初っ端の学級指導に期待が膨らみます。

おそらく、時間がないので、教科書や配布物を配って、ちょっと話して終わると思いますが、

先生のアドバイスでは、まず“ほめる”こと。

始業式や入学式での子ども達の様子を観察しておいて、教室でほめる。

そして、これからの展望を話す。

これから共に1年間を過ごすわけですが、最高の1年間にしていこう!という期待を子ども達にもたせたいですね。

ボク自身、先生1年目ですし、このボクの姿を子ども達がどう受け止めるか分かりませんが、
学校生活のことなどは子ども達の方が知っているので、子ども達から教えてもらうという形で、子ども達が主体的に学級づくりに取り組めていけるのではないかと思います。

色んなことがあると思いますが、楽しみですね!


一番、なにが心配かって、“授業”です。

ホント、授業って難しいんですよ・・・;

でも、これが本業ですから。

研修とかも積極的に参加していきたいと思います。


エミール〈上〉 (岩波文庫)

エミール〈上〉 (岩波文庫)