努力を惜しんで何ができよう
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「―――進んで将相たらずんば、退いて千古の聖賢を友として書を読もう、これが平素から自分の志望であった」
と述べ、さらに、
「―――日本に生まれて日本はいかなる国であるかを知らねばならぬ。真に日本国を知らずして漫然と生きていてどうするものか」
自分自身を叱りつけて、まず江戸でやりかけた六国史の征服にとりかかった。日本書紀、続日本紀、日本逸史、続日本後紀、令義解、三代実録などを、例によってその要点を抄録しながら八月のはじめまでにことごとく読破した。
しかも九月になると、まだわが努力を足れりとせず「猛省録」を書いている。
古来からのすぐれた学者賢人の勉学ぶりをいちいち調べて、自分もこれらのすべての人々にいささかも劣ることのない努力を勉学に傾倒しようというのである。
「―――努力を惜しんで何ができよう」
それにしても、史上第一、前例のない努力をしてみせるぞという、この気魄の凄まじさはどうであろうか。
(山岡荘八『吉田松陰〔1〕』「知欲の鬼」364-365頁、講談社)
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後輩が勉学に目覚めかけております。
就職して、2・3年。
自分の人生はこのままでいいのだろうかと悩み、人生について模索している模様です。
そこで、様々なことを学びたいという欲求が彼の中に出てきました。
自己実現という最も高い欲求ですね。確か。
マズローの欲求階層説でいうところの
生理的欲求、安全の欲求、所属・愛情欲求、承認欲求を得ての自己実現の欲求。
人間本来持っている力を最大限に開花させようとする創造的人間への第一歩。
通信教育を卒業したボクもこれはすごく感じるものですが、何歳になっても、学びたい・成長したいという燃える向学心・向上心を持っている人は、この自己実現の欲求を満たしている人たちなんだなーと。
現状の自分から、さらに上を目指したい。何ができるか分からないけど、自分を変えたいという気持ちが、向学心を生じさせるのでしょう。
そこで、彼も来年から通信教育も視野に入れて、現在、読書に挑戦中らしいです。
通教から通学部への転籍も可能ですし、まだまだ若い人材なので、今の時期をどのように過ごすのかはある意味自由です。
後輩が“自ら”勉学に目覚めたのは嬉しいことですし、羨ましい気分です・・・。
読書量もハンパなく増えたと思いますし、これから大学に入学すれば、さらに読書に挑戦し、自分自身を磨き上げていくことができると思います。
やはり、読書は欠かせません!
まず読書をせずに学びは始まりません。
最近、自分自身の読書量の減少傾向は気になりますが・・・;
後輩の彼を見て思いましたが、
自発的に学ぼうとしている人は、やはり顔つきからして違います。生き生きとしていますし、大きく自分を成長、変革もできます。
彼の大成長を祈りつつ、自分自身も教採試験に向けて励んでいこうと思うわけでございます。
ps,
あっっっという間に7月ですよ!
夏休みまで一週間ですよ!
国語がまだ途中ですよ!!
あと一週間!
その中での“海の日”w
いらねーーー!!!
なんとか国語も算数も社会も終わらせて、夏休み(教採試験)に向かいたいと思います。
明日からの三連休は、教採試験対策強化日にしたいと思います!
4ヶ月分を埋める勢いで!!
ガンバロ・・・。
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