あの友をあざむいてはならない

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 おまえの心に 物憂さが、おまえの目には まだ まどろみが 去りやらぬ。
 茨のなかで 花が絢欄と咲きほこっている―――そんな便りが おまえのもとに まだ届いてはいないか? 目覚めよ、おお、起きよ! むなしく時を過ごしてはならぬ!
 石ころ道の行きつく涯(はて)の、人里離れた未踏の地に、わたしの友は ただひとり 坐っている。あの友をあざむいてはならない。目覚めよ、おお、起きよ!
 真午の太陽の暑さに 空があえぎ、身震いしたとて、なんのことがあろう? 熱砂が渇きのマントを広げたとて、なんのことがあろう?
 おまえの心の奥底に 歓びの感情(こころ)はないのか? おまえの歩む一足ごとに、道は竪琴となって、苦悩の甘美な調べを奏ではしないだろうか?


(R・タゴール、森本達雄訳註『ギタンジャリ』「五五」90-91頁、第三文明社、レグルス文庫209)

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すっかり秋ですね〜。

朝晩は寒いです。

なかなか布団から出られないですね;

10月に入り、半分が過ぎました。あっという間です。2012年もそろそろ・・・と感じる今日この頃。

毎日の授業でいっぱいいっぱいになってますが、忙しさに流され、学ぶことを忘れたくないですね。

授業の進行度合いも気になりつつ、しっかりと子どもたちに力をつけていけるようにしたい。


さて、明日は授業参観。&人権講演会。

授業参観は保護者参加型の人権学習。

「なんでもベスト3」を行います。
自分の好きなこと、得意なこと、したいこと、行きたいところ等々なんでもベスト3を友だちやおうちの人に聞いてもらいます。と同時に、友だちやおうちの人のベスト3を聴きます。
自分とは違う考えや意見が出るかもしれませんが、共感的に聴くことができるようにしたいです。友だちに聞いてほしい、知ってほしいという気持ちで話をするためには、聴く側もしっかりと聴かないと、話す人が話す気になれない。
なので、「えーー!!」とか、なし。「いいね」「なるほど」「へぇー」など、うなずいたりして共感的に聴くこと。

グループで聴き合った後は、感想を言います。
友だちの意外なところ、おもしろそうなこと、自分と似ているところ、不思議に思ったこと、まねしたいなぁと思ったこと等々。
そして、話をした人は、グループの人たちに聞いてもらって感じたことを話してほしいですね。
聴く側の態度によって、話す側も変わると思います。
最後に、全体で振り返り。友だちのこんなことをみんなに紹介したいということも出てきたらいいなと思いつつ。

聴くこと、認めることを重視し、自分を肯定的に捉えることと他者理解を目的に授業を進めたいと思います。

おうちの人にもグループに入ってもらって、楽しい授業にしていきたいと思います。

授業参観後の人権講演会では、落語家の方を招待し、落語を聴きます。
なんていう人だったかな・・・?;
人とのつながりをテーマにした落語だそうです。
楽しみですね。


ps,
仕事のリズムをうまく回転させていこうと思うと、やはりプライベートも充実していかないと、かみ合わないものです。
仕事の忙しさに、友人との交流が減少してしまう恐れがありますが、なんとか時間を見つけては、職場以外の人間関係も深めていきたいと思います。それが自身の人生観、仕事観、生活観等々の深化につながると思います。
どんな環境でも学ぶことはありますし、呑みながら本音で語り合うことこそ、真の友好関係が築けるのではないかと思うわけです。
あくまでこちらの主体性、姿勢の問題ですが・・・。呑むことであって、呑まれてはいけない・・・。


あの友、この友、元気でやってるか・・・。


pps,
呑まなくても、たとえ1分でもあれば、近況を語ることはできる。励まし合うこともできる。
1秒でもあれば、目で挨拶できるってもんです。
瞬間瞬間を大切にしていきたい。。。


ギタンジャリ (レグルス文庫)

ギタンジャリ (レグルス文庫)