日常的に声かけを

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 たいていの人は、自分の存在意味を探してさまよいながら人生を送っています。その存在意味は自分だけで見出せません。大勢の人とともに生きる人間社会では、ほとんどの人が他者とのかかわりの中に自分の存在意味を見出しています。子どもにとって自らの存在意味を知らせてくれる人、それは、親であり、家族であり、友だちなのですが、実は、教師もかなりの位置を占めています。自分のことを見てくれている目上の他者として、もっとも身近な人になる場合が多いからです。日常的なちょっとした声かけは、自分のことを気にかけてもらっているという喜びを与え、それがきっとそれぞれの子どもの存在意味発見につながっていくのです。

 

(石井順治 『教師の話し方・聴き方』「Ⅲ ことばがかながりと信頼感をはぐくむ ~子どもと、保護者と、同僚と」129頁、ぎょうせい、2010年)

 

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着任式、始業式、そして入学式が無事に終わりました。

元気な子どもたちと約1年ぶりに再会しました。みんな大きくなって、とても元気です。教育実習、学習支援ボランティアで教えていた子どもたちはきちんと覚えていてくれていましたw

担当する学年、教科も決まりました。

2年生の国語

3年生の国語、理科

4年生の算数

1・2年と3・4年の複式学級の学年です。来年度を見越して、国語、社会、算数、理科などは単学級で進めていこうということで、担任の先生が国語や算数をしている時に、片方の学年の授業をするということになります。

人数も少ないので、物理的には昨年度より仕事量も減ると思いますが、授業は授業。

そして、非常勤講師といえども、子どもたちから見れば、他の教師の皆さんと同じ一人の先生。

昨年度と同様、責任感と緊張感を持って、授業に臨みたい。そして、昨年度の反省点を活かし、つながり合って、学び合う子どもたちの姿を目指したいです。まずは、こちらの話し方、聴き方に気をつけて姿で示していくことですね。

早速、明日から授業が始まります。まずは、自己紹介、授業の進め方、気をつけることなど、準備段階ですね。初めが肝心!しっかりと子どもたちと向き合っていこう。

 

授業以外の様々な場面で、子どもたちに声をかけていくことも心がけよう。

昨年度の最大の反省点が、子どもとの信頼関係ですので、今年度は、授業の根本である人間関係を築いていくことに重点を置きたい。これがなければ、授業できませんからね;

 

「元気か?」と一言でもいいので、つながりを持つこと。

 

 

教師の話し方・聴き方―ことばが届く、つながりが生まれる

教師の話し方・聴き方―ことばが届く、つながりが生まれる