男児志をたてて郷関を出づ 学もし成らずんば死すともかへらず
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兄の権平が、門わきに立ち、
「竜馬、まはや、往け」
と命じ、はかまの前ヒモに両掌をさし入れて、朗々と当時流行の詩を吟じまじめた。権平は不器用な男だが、声だけはいい。
男児志をたてて郷関を出づ
学もし成らずんば死すともかへらず
竜馬は、背負袋を左肩からかけ、錦の袋に入れた竹刀を右肩にかつぎ、ツバもとから重い防具をつりさげ、ゆっくりと足をふみだした。
(司馬遼太郎 『竜馬がゆく(一)』「門出の花」24頁、文春文庫)
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教科書がどっさりと入った段ボールが大学から届きました。
大量のレポート用紙と共に・・・。
いよいよ中・高の免許状取得のための勉強が始まります。
スクーリングの計画も立てて、一つひとつ単位を取っていきます。
楽しみですね~。
小学校の講師の仕事と、教員採用試験の勉強と、通信教育の勉強の3つの柱をバランスよくこなしていくのは、大変なことですが、これも訓練。
もっともっと自分を成長させよう。
今しかできないことを大切に。
- 作者: 司馬遼太郎
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