何をカバーするかは問題じゃない、重要なのは君らが何をディスカバーするかだ

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 最近亡くなった世界的に有名な物理の教授は、一年生がとる物理のクラスを教えていたのですが、学生に「今学期はどんな内容をカバーするのですか」と聞かれて、「何をカバーするかは問題じゃない、重要なのは君らが何をディスカバーするかだ」と答えたんですね。これが教育の理想です。人々を訓練して労働者にすることはできる。しかしそれでは企業にとって短期の利益は得られても、人間の発展や経済の発展にはつながっていかない。

 

(ジェームズ・ワトソンほか、吉成真由美『知の逆転』「第二章 帝国主義の終わり―――ノーム・チョムスキー」112頁、NHK出版新書、2012年)

 

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昨日から猛暑のような暑さです。猛暑ですね;

室内でも熱中症には気をつけたいです。

 

さて、教員採用1次選考試験の結果がありました。

結果は、不合格。

今年は、1次でつまずきました;

どんな結果であれ、プラス思考に捉え、来年度に向けて前進していくのみですし、採用試験の合格がゴールではありません。教師であれ、講師であれ、現場で子どもたちの教育に携わる一員として、日々勉強していく姿勢に変わりはありません。が、応援してくれていた人たちや、支えて頂いたり試験に向けて配慮して頂いた先生方には申し訳ないという気持ちです。

校長先生や教頭先生方の温かい励ましが有難いです。

 

講師として経験を積み、教師としての力をつけていきたいですね。その上で試験に臨む。つまり、受験者として試験に臨むのではなく、一人の教育者として臨むスタンス。この意識が足りなかったと反省。

その他、この今回の試験を通して考えることは色々ありますが、自分自身の教師としての資質向上と、現在勤務している小学校のために力を注ぐこと等々、長期的な見方と、目の前の課題に取り組んで力をつける視点を忘れずにいこうと思います。

重要なのは、「カバー」じゃなくて、「ディスカバー」ですから。失敗からも何かを発見し、ただの失敗に終わらせない。

 

去年の勤務校にも報告に行き、懐かしい先生ともお話することができました。

学童にも顔を出し、当時1年生だった子が、今は3年生。大きくなった子どもたちと再会。結果報告だけだと思いきや、外で子どもたちと鬼ごっこ;暑い日でも子どもたちは相変わらず元気です。

来年こそは、勝利のご報告をしたいと強く思う次第です。

 

今年の夏は、2次試験を受けることがなくなったので、読書や勉強に費やせる時間が増えました。もちろん、遊びに使える時間も。

この時期なので、同窓会や親戚が集まったりしますね。有意義に過ごしたいと思います。

運動も続けられるように・・・w

 

 

知の逆転 (NHK出版新書 395)

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