ひとは他者に勝ったときに幸せになるのではなく、他者に役に立つ存在になったときに幸福や生き甲斐をや永遠を感じる
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私たちの生きる喜びや確信は、高偏差値や、高収入や、「勝ち組」という価値観とは違うところから導きだされるはずである。私も広田氏とともに、ひとは他者に勝ったときに幸せになるのではなく、〈他者に役に立つ存在にな〉ったときに幸福や生き甲斐をや永遠を感じるのだと、子ども・若者のみなさんと親御さんたちに訴えたい。これこそ他の国と比べて私たちの社会に欠如しているものであり、ひとが生きることの真実を表現しているものと確信する。そして、これこそが「教育再生」に必要なエートス(精神)であると信じる。
(諏訪哲二 『なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える』「7章 子ども論① 世界の子どもと比べてみる」220頁、光文社新書、2007年)
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20日(土)教員採用1次選考試験が終わりました。
午前は筆記試験(一般教養・教職教養と専門教養)。
午後は集団討論です。
いやー。燃え尽きましたよ・・・;今年こそは!という決意とプレッシャーが入り乱れて、疲れました; 燃え尽き症候群とはこのことか。と身をもって感じました。
今年で3回目となるわけですが、年々プレッシャーや、焦りが大きくなっているような気がします。特に今年は、職場の皆さんに配慮して頂き、勉強できる時間もありましたし、そのための非常勤講師の立場でもあります。必ず合格の報告をしたい!と思うと同時に、「もし・・・」と、いらぬことも考えてしまうのです。
専門教養は毎年難しく、頭をフル回転させて臨みました。
午後の集団討論は、8名で20分間討論します。あるお題に対し、経験豊富な皆さんが御最もなことを喋り、それに同調し、その上で自分の考えを述べました。同調→その上で自分の考え。というスタンスは全員同じでした。試験官はどこを見ていたのでしょう。声のトーン、大きさ、話すスピード、目線、聴く姿勢も見ていたと思います。
同じグループの皆さんが素敵すぎて、自分の立場が不安になるんですがね;2回しか発言することができませんでしたが、まぁ聴くことも大切ですし、全力を尽くしたので、悔いはないです。
ボクが皆さんの合格に役に立てたなら・・・。
終わってみて、色々考えることはありますが、終わったことなので、次に向けて前進を開始していくことが大切ですね。
早速、今日から2次対策です。
ps,
今日から夏休みですね。
午前中、子どもたちが学校へ来て、各々の宿題を進めていました。今日の時点で、プリントを終わらせていた子もいました。
「7月中に終わらせて、8月は遊ぶぞ」という決意は空しく、8月下旬に必死になっていた自分とは大違いw
夕方、蝉の鳴き声とともに、空が曇ってきて、遠くで雷が鳴っているのを聞くと、夏休みだなって実感します。
- 作者: 諏訪哲二
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02/16
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