日記

一華を見て春を推せよ

一渧(いったい)をなめて大海のしを(潮)をしり一華を見て春を推せよ 【一滴の水をなめて大海の塩味を知り、一輪の花を見て春の訪れを察しなさい】 またまた、お久しぶりです。年が明け、年度も変わり、そろそろ年号も変わりそうです。 平成が終わろうとしてい…

お久しぶりです。【報告】

こんばんは。 今年に入って、2回目の更新。2018年、半年以上が過ぎました。 2018年は、まだ3カ月残っていますが、いろいろありました。 4月に年度が代わり、今年度は、6年生の担任をしています。 初めての6年生担任。卒業に向けて、総仕上げの…

栄光の年

----- わたしは、このほかには、教師不信の「暴力団」「質屋」の保護者とも意気投合したことがある。暴力男だと、「昼間から暴力団の家に出入りしている教師がいる」となるが、暴力団の保護者の子どもの家庭訪問ならしかたないだろう。 教師はあらゆる手段を…

他者や社会との出会いは、自分が知らなかった自分との出会い

----- 目覚めと気づきとは、ものの見方が変わるということであり、これまで使ってきた言葉では、複眼的視点を持つことです。それは多くの場合、他者との出会いによって達成されるものです。他者には書籍や歴史上の人物も含みます。他者と出会うことは、それ…

修了式を終えて

昨日、無事に修了式を終え、3年生学級も解散しました。 昨年も修了式前日は、深夜まで職員室に残り、1年間の中で一番遅くまで残っているパターンでした。仕事の段取りが悪すぎる・・・orz 初任者としての1年間も終えることになりました。学級経営、初任者…

一度倒れたら一度起きればよいではないか

----- 新年を迎うるに、新思想と新決心をもってした経験を有する人も必ず少なくなかろう。日記を書くことも毎年始めて毎年まっとうしなかったし、その他種々の工夫を案出しては、ことごとく失敗したから、もう新たに始める勇気がなくなったと自暴自棄に傾く…

年末御馳走祭

冬休み、職員旅行がありました。今年度、2回目です。楽しく仲のいい職場でありがたいです。2学期も、周りの先生方に助けてもらってばかりでした。 旅行は、1泊2日の京都の旅。 今回は、電車で京都に向かいました。 1日目。京都に到着して、錦市場、新京…

あたかもその場にいるかのような錯覚

----- 上手な落語を聞くと、セリフとしぐさで造形された人物が、あたかもその場にいるかのような錯覚を起こさせる。酒を飲むしぐさ、そばやうどんを食べるしぐさ、饅頭を頬張るしぐさなどかリアルに描写され、登場人物の実在感を生む。酔っ払いは次第に酔い…

自分で変わろうとしないで、子供にだけ変わることを求めるーーーこれが教師の原罪

----- 林 私はかつて書いたことがあるんですけども、教えるということは、子供が何かを学んだ時に初めて完結する営みなんです(『教えるということ』国土社刊)。一定の定められたことを「教え」て、時間割の枡目をうめても、それで教師はその任務を果たした…

成長期にある若者たちにとって、苦楽を共にしてくれる人がそばにいるということは、絶対的に必要なこと

----- 「登校拒否がはじまるし、異常な行動もすっかり消えたとはいえない。ここから親と教師の苦難がはじまるのですが、この両者が、いうなら明日香さんと共にあることを、自らに課したところに大きな意味があるとわたしは思いました。親と教師の苦難といい…

人の役に立ちたいと願う時にこそ、人間の能力が伸びる。

----- いま支配的な教育観は「自分ひとりのため」に努力する人間のほうが「人のため」に働く人よりも、競争的環境では勝ち抜くチャンスが高いという判断の上に成り立っています。私利私欲を追求するとき人間はその資質を最大化する。隣人に配慮したり「公共…

メンバー同士が互いに好感をもっていて、一緒に何かできることに喜びを感じていること

----- 会社であれ、組合であれ、政党であれ、学校のクラスであれ、クラブであれ、はたまた趣味のサークルであれ、環境保護のための市民団体であれ、組織や集団がその目的を実現するためには、メンバーになっている人々全員が、所属している集団や組織に対す…

大切なのは、安易に「標準」を立てて、そこから外れた状況に育つ子どもはダメだなどと切り捨ててしまわずに、したたかに生きる脳の働きを重視し、育むこと

----- いかに、自分が実際に置かれてしまった状況を引き受けて、それを生に転ずることができるか。大切なのは、安易に「標準」を立てて、そこから外れた状況に育つ子どもはダメだなどと切り捨ててしまわずに、したたかに生きる脳の働きを重視し、育むことだ…

なにかにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、ということを繰り返すこと

----- 目の前に問題が発生し、何らかの壁に当たってしまったときに、そこから逃げてしまうほうが、効率的に思えるかもしれません。実際に、その時のことだけを考えれば、「得」のようにも見えます。ところが、そうやって回避しても、結局はまたその手の問題…

2015年最終日

Google - Year In Search 2015 あと少しで2015年も終わりです。 あっという間でしたね。 今年は、担任を持つことになり、がむしゃらに走り続けた1年でした。残りの3学期も走り切ります。 その中で、夏の教員採用試験に5度目の挑戦にして、ついに合格を…

ご報告

9月29日、教員採用試験の2次選考試験の結果が発表されました。 この日は、火曜日。当然、いつものように授業です。 合格者の番号は、午前9時にHPに公表されるのですが、当然、いつものように授業です。 午後、空き時間があったので、パソコンで見ること…

患者は物語をもって病院を訪ね、診断をもらって帰る

----- ところが、語りというのは上下関係がなくなってくるのです。一緒に面白い語りをしなければ帰ってしまいますからね。「告げる」の上下関係に対して、「語る」ということは関係がだんだん深まっていくのです。そういうことが非常にうまく書いています。 …

僕の教えたことが、それが誰かから教わったことだと気付かないくらいに、生徒たちの中に浸透していればいい

----- 教師と生徒が実際に接するのは、ほんの数年、それも一日のうちのほんの数時間かもしれません。だけど、この世に泳げない人がいるということに思いが及ばないくらい、当たり前のように今僕の身に付いていることは、かつて、先生に教えていただいたこと…

君たち、世界を変えてみたくはないか?

----- 「君たち、世界を変えてみたくはないか?」 僕はその瞬間のことを、いまでもはっきりと覚えている。僕は教室の一番後ろの席に座っていたからよく見えたのだけれど、ウォークマンを聴きながら居眠りをしていた奴らがいっせいにドクター・モローの言葉に…

仕事が自分の活動だけで自己完結しないということ

----- 仕事が自分の活動だけで自己完結しないということは、職人仕事の満足感も、能力の発揮、仕事の主人たること、遊びのように働けることなど自分の側の条件だけではけっして得られないということである。満足のいくものつまり一定の水準にあるものが作れ…

変化球を交えて、高低にメリハリをつけた声からは豊かな感情が伝わる

----- バッティングマシーンのように、あらかじめ決められた通りのボールを次々投げるような人工的でワンパターンな音声では人の思いが届かない。そっと下から柔らかくボールを手渡すようにした抑え目の声からは、思いやりの心が言葉に乗って伝わってくる。 …

どんなに困難であろうとも、子ども一人ひとりの尊厳を尊重し、教材の可能性と発展性を尊重し、教師自らの哲学を大切にしている教師こそ、教師として信頼にたる「職人気質」を会得した教師

----- 私はいつも教師たちに「職人気質」として次の三つの規範を求めてきた。その第一は、子ども一人ひとりの尊厳を大切にすることである。第二は、教材の可能性と発展性を大切にすることである。そして、第三は教師としての自らの哲学を大切にすることであ…

本は、ほどよい歯ごたえがあってこそ、知らないうちに読む力を育ててくれます

----- その意味で、たとえ知識や教訓が得られたとしても、中身の薄い小学生向きの伝記や歴史マンガなどは、「いい本」とは言えないことがわかっていただけると思います。「なんでもいいからたくさん」と言われて数をこなすために読むような本も、もちろんだ…

人の世に熱あれ、人間に光あれ

----- 1922年3月3日、京都市の岡崎公会堂で全国水平社創立され、全国の部落から七百とも三千ともいわれる人びとが集まりました。創立大会の宣言は、これまでの部落改善運動や融和運動を「人間を冒瀆」し「人間をいたは」る運動だったと厳しく批判し、「人間…

逆境に負けない力

6月7日(土) 運動会が行われました。 この日に向けて、全校児童、全職員がそれぞれの役割を果たしてきました。大成功の運動会にしようと。 心配だったのは、天気。ずっと曇り・雨の予報でしたが、前日には晴れ間も見え、天気予報でも、曇り後晴れの予報に変わ…

「学び合い」を目指して

お久しぶりです。 最近は、ブログを更新する暇もないくらいお仕事を頑張っているということですね。 理科の専科ということで、休日には水やりとエサやりに学校へ行っています。 なので、来月から始まる学期に一度の土曜授業が始まっても特に問題ありませんw…

何か素敵なもの、感動するものを見つけてこよう。それを自分の思う方法で表現してみよう

----- 私たちは自然の一部として生きてきて、おそらくこれからも自然なしには生きていけない。自然の持つ秩序に感動したり、さまざまな相貌に美を感じたり、逆に美の欠損を感じたり、そんな感性の素養は私たちのDNAに組み込まれている。だが、今の日本の…

片手では拍手できないように、言葉というものは相手との間で成立するもの

----- 片手では拍手できないように、言葉というものは相手との間で成立するものだということが、しみじみとわかった。 さらにいえば、言葉は、物理的には単なる音声にすぎない。が、うけとめる側の耳の奥に全人間―――感受性といってもいい―――がひかえている…

わかっていることがそれ以上深まらなければ、そこには学びが生まれなかったということになる

----- 学びが生まれるということは、発見があるということです。それまでに有していた知識や技能がより深まるということです。それまで考えていた通りではなかったと気づくこともあるでしょう。全くわからなかったのに、そうだったのだと、その仕組みや意味…

新年度スタート

新年度がスタートしました。 新しい職場に移り、初対面の先生方と顔合わせをしたり、教委や地域の方々へ挨拶まわりをしたり、慌ただしい年度初めです。 また、職員会議や校内研修会で、本校の教育方針や教育哲学を校長先生がお話されます。難しいですが、大…