人材の役割こそが組織を動かすキーポイント
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組織とは、指導者ひとりではどうにもならないことが多いのです。チームの権限はすべて監督にあります。しかし、総合戦略を立て、それを実行するにはスタッフが必要です。いろんな人が役割分担をする中でも、戦略を組み立てるには的確な情報を得ることが、何より大切です。監督ひとりではおのずと限界があり、ひとりで何役もやっていたのでは、いずれは破たんしてしまうでしょう。
その意味で鈴木峰春という男は、私にとってはまさに「懐刀」とも言うべき得がたい存在だったのです。知られざる秘密兵器でした。現在は表の顔である県庁の仕事で忙しく活躍をしていますが、相変わらず我々バスケ界にもエールを送ってくれています。
彼のことは、今まであまり打ち明けたことがありませんでした。この機会に、敢えて彼が影武者役に徹してくれたことに感謝を申し上げたいと思います。
能代工の成功は、こういった人たちの惜しみない協力があったからこそです。そしてまた、こういった人材の役割こそが組織を動かすキーポイントなのです。
(加藤廣志『日本一勝ち続けた男の勝利哲学』「第二章 組織作りは人作り」104-105頁、幻冬舎文庫)
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先日のブログの内容に通じるものなので、一応。
自身も「懐刀」と呼ばれる存在になりたいと思いつつ・・・。
- 作者: 加藤廣志
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