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メンバー同士が互いに好感をもっていて、一緒に何かできることに喜びを感じていること

 

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    会社であれ、組合であれ、政党であれ、学校のクラスであれ、クラブであれ、はたまた趣味のサークルであれ、環境保護のための市民団体であれ、組織や集団がその目的を実現するためには、メンバーになっている人々全員が、所属している集団や組織に対する所属意識が高く、自分がなすべき責務を遂行しようとする意欲が強くなければならないのはいうまでもない。しかし、それだけでは不十分で、集団や組織が長く続き、しかも次第に良い方向に変わっていくためには、メンバー同士が互いに好感をもっていて、一緒に何かできることに喜びを感じていることが大事なことである。成員がそういう感情を持っていれば、一人ひとりが集団や組織をもっと良くしようと、意欲をもって動くようになるということである。
    同じことは、社会全体にもあてはまる。その社会で生まれ、そこで育ち、今を生きている人々全員が、この社会に生まれてよかったと思い、いまこうして生きているのが幸せだと感じているとしたら、社会は、自ずと、全体として、しかるべき機能を十全に果たすことになろうし、社会がそういう状態にあれば、われわれは社会に凝集力があるということができよう。
    しかし、社会がこのような状態に至るには、社会のメンバーがいくつかの条件を満たしていなければならない。その条件とは、端的にいえば、まず、社会の成員が互いに他者に関心と愛着と信頼感を持っていて、その上で、社会を成立させている要素を共有していることである。同じ言葉同じ意味で使い、ある位置を占める者は、自分がどんな役割を果たすよう期待されているかを了解しており、自分が行動する場がどのように意味づけられているかも分かっていて、自分が生活している社会がどんな社会であるかについてもイメージを共有している、といったことである。
 
 
(門脇厚司 『子どもの社会力』「Ⅱ 社会を成り立たせる人間の条件とは何か」69-70頁、岩波新書
 
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新学期が始まって、1ヶ月が経ちました。
新しい職場に移り、初任研も始まり、慣れないまま突っ走ってきました。少しずつ慣れてきました。が、連休明けからまた怒濤の日々が始まります…。
 
今までの立場とは違いますし、甘えていられないな、と思うわけですが、歓送迎会で先輩から
「どんどん甘えてよ。(新採の)今だからこそ、甘えられるし、いろいろなこと聞けるから」
と。
そうなんですよね。これまでまでの経験があるといえども、所詮は初任者。この立場をうまく使わないと、数年後に大きなしっぺ返しが来そうです…。
教育者は、学び続けることを前提としなければなりません。自らの不完全さを自覚しつつ、自らの力量を高めていきたいと思います。
今しか学べないことがたくさんあります。あり過ぎます。「次はもうない」という気持ちで、一つひとつの授業、研修を大切にしていきます。
時は金なり。
 
職場にも少しずつ慣れてきました。先週、歓送迎会も終わり、今の職場への所属意識も増してきました(笑
校内の研修も深めていきたいと思います。
 
 
ps,
学級においても、
「メンバー同士が互いに好感をもっていて、一緒に何かできることに喜びを感じていること」
は、学級経営の上でも重要であり、前提としてあるべきものだと思いますし、またこれを目指していくものであると思います。
友だちに無関心であれば、それは表面上の単なる「なかよしごっこ」
「なかよしごっこ」は不要。
人の幸せを共に喜ぶことができる子どもの姿を目指して。教育者は、その「補助者」「誘導者」「産婆役」であることを忘れてはいけない。

 

 

 

子どもの社会力 (岩波新書)

子どもの社会力 (岩波新書)