2014-01-01から1年間の記事一覧

本来、子供たちに最初に教えるべきなのは、「このこと」のはずです

----- 重ねて申し上げますけれど、競争を強化しても学力が上がりません。少なくとも、今の日本のように閉じられた状況、限られたメンバーの間での「ラット・レース」で優劣を決めている限り、学力はありません。下がり続けます。 学力を上げるためには、自分…

学びとは本来、新鮮な驚きが伴うもの

------ そもそも僕らが生きているこの世界には、想像を絶するぐらいのたくさんの情報が蓄えられています。そして、「学ぶことそのもの」を楽しむ人は、「目的意識」を動機づけにする人よりも、圧倒的に豊かな情報をそこから引き出し、自分の中に取り込んでい…

雪な1日

今朝、目が覚めて外を見ると、一面真っ白。8日の積雪は、道路には積もっていませんでしたが、今日は道路まで真っ白でした。 これは大変な日になるぞと思いつつ、出勤。 短い通勤路でしたが、いつもの3倍の時間をかけて、ノロノロと。 子どもたちも無事に登…

個性というのは自分で名乗るものではなくて、他者から与えられるもの

----- 内田 学生の就職活動の様子を見ていても、世の中には自分だけにしかできない「唯一無二の」適職がどこかにある、という幻想を刷り込まれていますね。俺は恋愛幻想と同じ構造になっている。仕事をする前に自分の適性や適職なんかわかるはずないのに、そ…

彼は知ったかぶりをするよりは、正直に知らないという方が立派な態度であると考える

----- これらの、失敗や無能の汚名に対する日本人の反応と全く同じ態度が、アメリカにおいてもたびたび見受けられる。我々は皆ひとから悪しざまに言われると狂気のようになって怒る人びとのいることを知っている。しかしながら我々アメリカ人は日本人のよう…

持っていくものは、「信頼」だけ

----- 刑務所には決して起こしてはならない三大刑務事故と呼ばれるものがあります。「自殺」と「火災」、そして「逃走」の三つです。 桐分校には10月と2月に施設内教育(遠足)があります。 受刑者は裁判所に出廷するときや移送されるときなど刑務所の外に出る…

男児志をたてて郷関を出づ

----- 男児志をたてて郷関を出づ 学もし成らずんば死すともかへらず (司馬遼太郎『竜馬がゆく(1)』「門出の花」24頁、文春文庫) ----- これは、竜馬が土佐から江戸へ修行しに行く前、兄の権平が送った詩。 ボクが東京の大学へ学びに行く前、兄からこの詩…

具体的に他者の幸福を願ったほうが祈りは強い

----- 橋口 ただ、今まで私がイメージしていた「祈り」って、漠然と幸せになりたいとか、みんなが幸せになりますように祈りましょうっていう空気感のようなもので。あと、世界平和のためにとかね。 内田 漠然とした祈りは弱いよね。具体的に、そしてできたら…

「〇〇がない」ではなく、「自分たちにはこれがある」という、得意なところ、プラスの部分に目を向ける

----- 帝国主義の時代は、宗主国が大きければ大きいほど世界を支配できた。二〇世紀に入って植民地はそれぞれ独立したが、支配された後遺症で独立後にうまくいかず、アフリカのようにいまだ混迷している国が多い。下手に人間が人間を支配してしまうと、その…

彼らは昔と異なる仕方で生きる手応えの世界を切実に欲している

----- もう日常は不便では無い。家の中には便利な家電が並び、近くにはコンビニエンスストアが何件もある。「スイッチを押せば手に入る」「買ってくれば食べられる」という世界が日常化している。 その楽しさの一方で、何かが消えようとしている。 工夫をし…

一度きりの人生を、どう生きるか考えてみろ

----- 「いいか、この100年カレンダーをよく見てみろ。この中に、君たちの命日が必ずある。私のは、カレンダーの上の方だろう。君たちは、中ほどだ。でも、必ずこの中にある」 いきなり命日の話をされて、新人社員たちも面喰います。若い時には死をさほど…

2014年の決意

2014年スタートしました。 新年、明けましてあめでとうございます。 もう3日ですね。早いものですw いつまでも正月気分ではいられませんね。 さて、今年の決意として、 「教員採用試験の合格」 を挙げたい。 他にも決意はいくつかありますが、これをも…