「人を導かねばならぬ立場の科学者」だよね〜!
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いったい生命はなにから起こったか―――やれ、アニミズムだとか、ヴィタリズムだとか、いや、もっと別のなにか特殊な力の観念だとかいったような議論、いわば、人生とかかわりのないこんな議論が、人生のたいせつな問題―――それがなくては人生観も意味をなさなくなるような問題を、人々の目からかくしてしまったばかりか、非常にいそいでいるくせに、歩いているうちに、行き先をとんと忘れてしまった人とでもいうような状態に、肝心の科学者を―――人を導かねばならぬ立場の科学者を、しだいしだいに、ひっぱりこんでしまったのである。
しかし、ひょっとすると、このわたしは、科学が現在こころざす方向であげている大きな成果に、しいて目をふさごうとしているのではなかろうか? だが、どんな成果にしたところで、まちがった方向まで正すことはできない。かりに、いま、生命について現代の科学が知ろうと望んでいること、断言していること(それも別に自信あってのことではないのだが)、そういったことがなにもかもすっかり明らかになるという、ちょっと、まあ、、ありそうもないことを、ここで、認めてみるとしよう。つまり、あらゆることが明らかにされ、すべてのことが真昼のようにはっきりしていると、仮定しよう。どうして無機物から順応というみちをへて有機物が生じるかも明らかなら、また、どうして物理的なエネルギーが感情や意思や思想に変化するかも明らかであって、こんなことなら、なにもかも、中学生どころか、いなかの小学生だって知っていると、仮定しよう。
わたしにだって、これこれの思想や感情はこれこれの運動によって起こるということが、わかっているものと、想像しよう。じゃあ、それで、いったいどうだというのだろう?そうした場合、わたしは、自分のうちにあれやこれやの思想をなにかかにかよび起こすために、はたして、自分のそういう運動までうまく支配できるものだろうか、できないものだろうか? まったくのところ、そうなった場合でも、わたしが自分や他人のうちにどういう思想や感情をよび起こさなければならないかというだいじな問題は、解決されるどころか、ほとんど手つかずのまま残されるのである。
(『新版 人生論』トルストイ 米川和夫訳/角川文庫)
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何を議論するにしても、根本的な問題を見失うと、らちのあかない道に入り込み、
無益な活動にハマっていきます。
「何のため?」
コレ、ジュウヨウ!
トルストイの『人生論』に手が伸びてしまいましたが、
今、この時期に、哲学的な世界に入り込むのはどうかと思うのでw
先哲の考えを、自分なりに消化していこうと思います。
消化しきれないですが…;
さて、教育実習の事前打ち合わせの訪問日を相談するため、
実習校へ電話しました。
また、5月の連休明けに連絡を下さるそうです。
未だに、実習校へ電話するだけで、緊張しますw
いよいよ1ヶ月後に迫ってきました…。
繕わず飾らず、ありのままの自分で勝負していきます!!
もちろん、自己変革していく戦いは続きます!
優秀じゃなくて、
普通に、何事もなく実習を終えれるように・・・
「誠実」「謙虚」
で乗り越えていきたいと思います。
壁にぶち当たるのは必至ですので、
その時のために、しっかりと準備を怠らずにしていかなければなりませんね。
ps.
近頃のニュースやワイドショー、
そして、Twitterなどを見ていると
何を信じていいのか、分かりませんね。。。
少なくとも、マスコミには、まねーなどの怪しい匂いがするので、
要注意ですね。
ボクの育ってきた環境というか、地域というか、コミュニティというか、
そんな感じのものの影響からか、マスコミには怪しいものを感じてしまいます。
あと、低俗な週刊誌w
まあ、「マスコミ」という一つのカテゴリにくくってしまうのもどうかと思いますが・・・
ただ、現地の生の声は、真実です。
ですよね?首相?
- 作者: トルストイ,米川和夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05
- メディア: 文庫
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