読書

人びとの状況に応じて、世の中の「文脈」に即して、柔軟に対応していくリーダーシップ

- 金氏との対談は2009年の春に実現したのですが、そのときにもっとも印象に残った言葉は、「私は民衆の半歩前を歩く」という一言でした。 一歩ではなく、半歩。ましてや十歩ではない。そこが、金氏のリーダーシップのミソです。 十歩前を行く人というの…

あなたのいる世界は本当にすばらしい

- 僕は幸せ者だ。なぜなら生きているからだ。 しかも、山を登り人に元気を伝えていくというお役目までいただいている。誰かと比べることもないが、自分は本当に幸せ者だと思っている。 何をもって「幸せ」というのかは、人それぞれ違う。僕にも何をもって幸…

暴力の無意味

- 老悪魔は、自分のたくらみがうまく運ばないのをみてとると、タラカン王のところへ行って、王にとり入った。 「いかがでしょう」と彼は言った。「ひとつ戦争をしかけて、イワン王の国をとってしまおうではありませんか。あの国には金こそなけれ、穀物、家畜…

猛勉強

今週のお題「私のゴールデンウィーク」 - これを脳科学の言葉で「オープンエンド」といいます。どこまで行っても終わりがない状態のことです。どんなに学んでも必ず次のステップが姿を現します。むしろ、一生懸命に勉強をして何かを知れば知るほど、必ず次の…

「人を導かねばならぬ立場の科学者」だよね〜!

- いったい生命はなにから起こったか―――やれ、アニミズムだとか、ヴィタリズムだとか、いや、もっと別のなにか特殊な力の観念だとかいったような議論、いわば、人生とかかわりのないこんな議論が、人生のたいせつな問題―――それがなくては人生観も意味をなさ…

自分を救うのは、ギリギリのところ、いつでも自分自身です。

- 「二宮先生は、私よりもみなさんのほうがよくご存じのように、いつも仕法を行うためには、“徳”を掘り起こさなければだめだとおっしゃっておられます。徳というのは、“働き”のことであり、“力”のことです。自然にも、人にもこの徳が潜んでいます。しかし、…

今週のお題「心に残った本」

今週のお題「心に残った本」 - 駕籠の中に煙草盆があった。煙草盆の中に灰皿があった。灰皿の灰は冷たく冷えていた。治憲はその灰皿に目を止めた。そして手にとって、 「米沢の国はこの灰とおなじだ」 と呟いた。 冷たい灰が、そいのまま米沢の国を象徴して…

何者やら分からぬが、人間たることだけは確かだと思われたい。

- 僕はいったい自分の希望または職業を身に現したくないような気がする。あの人は何だか新聞屋みたようである。あの人は何だか役人みたようだ、何だか医者みたようだ、坊主みたようだというように、己の職業を身に現したくない。これははなはだ銘々の専門に…