教育

若者というものは、無限の可能性を秘めているものだ

- よいか、若者というものは、無限の可能性を秘めているものだ。その能力を引き出すのが、おまえたちをはじめとする年長者や重臣の務めだ。それを怠って、すぐに役に立つ外部の若者を引き入れるのは早計というものだ。いまうちにいる若者たちは、本来、みな…

子どもたちの夢をかなえてあげることが、大人の役目だと考えられた

- 「英語の選択の授業を受けたいといったけど、先生は受けさせてくれない。選択の英語を受けるのは高校に行く人だけだという。廊下でもいいから聞かせてくれと頼んだが、だめだった。くやしくて、くやしくて、生まれ変わって私も高校に行くようになりたいと…

調べればほとんどのことはすぐに分かるような今の時代

- 学校や勉強を好きではない子どもも、もちろん好きな子どもも、全員が学ぶ場であること。そして、調べればほとんどのことはすぐに分かるような今の時代。こうした場所、こうした時代に学校で授業することの自分なりの答えを見つけておいてほしいですね。 (…

積極性・主体性

- 滝井 「良い教師」になれるかどうかは、最初の3年が非常に重要です。この時期をどう過ごすかによって、その後どのような教師になるかがある程度方向付けられてしまうとさえ言えるほどです。ですから、この時期は特に、先輩教師からたくさんアドバイスをも…

紛れもなく一分の一

- つまり、一人ひとりに声をかけること、かかわることです。「今日も先生は私の机に来てくれた」「今日も先生はボクに話しかけてくれた」「今日も先生はボクの肩を抱いてくれた」―――その積み重ねです。教師から一人の子どもをみたら四十分の一かもしれません…

空気を「読む」ことと同じくらい、空気を「つくる」ことも大切

- ただ、空気を感じたからといって、お客さんに迎合するわけではございません。場の空気を感じながらも自分がやりたいことを貫くこともありますし、意図的に違う空気をつくり上げていく場合もあります。落語は、その場の笑いで盛り上がることも大事ですが、…

体を通じて知っているということにも、意義がある

- 管理教育に反対する人は、したがって笛を嫌うのだろうが、ものごとはそれほど簡単ではない。すでに述べたように、人間が何かを「知る」という場合には、いろいろな次元がある。数学にしても、単に公式を覚えているのと、それが納得されているのとでは、だ…

親自身も、自己更新しながら成長していく

- 以上のように子どもを育てながら親も成長している。これは意識的に行っているというより経験の中で多くの親が経験することであろう。産まれたばかりの赤ちゃんを抱いて「まだ実感が湧かない」という場合でも、授乳をし、おしめを取り替え、そして泣く子を…

「こんにちは」と挨拶した瞬間にチャイムがなって、何もしないで教室に帰って行く

- そう、何事も「ちりも積もれば山となる」。このしつこい継続はいつかは大きな物になる。 私は子どもの頃、母親の実家で、石に水が穴をあけているのを目の当たりにして驚いた。毎日屋根から落ちるしずくで、たった一粒の水滴が継続・反復の力で大きな石に穴…

問題児というのは、われわれに「問題」を提出してくれている

- これらは確かに「問題」である。しかし、考えてみると、「問題」というものは、解決を求めて提示されるものであり、それを解くことによって得るところも大きいのである。もし、人生に「問題」がなかったら、それは生き甲斐のない人生ということにならない…

無学と粗野と泥土との間にあつてもいと美しく伸び行く人間性

- ペスタロッチーの膝下に拾はれて来た孤児の多くは、人間性を極度に踏み躪ればその結果そうならずにはおられぬような、見るからに痛々しい姿をしていたことは『シュタンツだとり』の本文に手に取るように描き出されている。併しこうした孤児の痛々しい姿は…

矛盾を内包しているところに、教育の特徴がある

- 育つことの重要性を指摘したが、考えてみると、教育における「教える」と「育つ」ということは、子どもがまったく自分で「育つ」のならば、「教える」必要はないとも言えるわけで、このような矛盾を内包しているところに、教育の特徴があると言うこともで…

「理解と指導とは相互作用の関係において質的に発展する」

- 理解に基づく指導と指導に基づく理解とはそれぞれ正しい命題であるとすると、理解と指導はたえず相互作用の関係にあると見ることができる。そうすると、「理解と指導とは相互作用の関係において質的に発展する」という命題が成り立つ。質的に発展するとは…

1年生歓迎会

こんばんは。今日は、1年生歓迎会でした。まぁ、うちの学童はちっぽけなところなので…;ホットケーキを焼くぐらいしかできませんでしたけどねw1年生の一人一人の写真やリボンなど簡単な飾り付けをして、 みんなでホットケーキを食べて、 当り付きのガムを一…

何者やら分からぬが、人間たることだけは確かだと思われたい。

- 僕はいったい自分の希望または職業を身に現したくないような気がする。あの人は何だか新聞屋みたようである。あの人は何だか役人みたようだ、何だか医者みたようだ、坊主みたようだというように、己の職業を身に現したくない。これははなはだ銘々の専門に…

経験より出発せよ

- 教育は人間の発達と形成を助成する作用である。家庭生活において親は健康で誠実な人間に育てたいという願いをもちながら、子どもの世話をし、しつけをし、時には子どもの言動を叱ったり褒めたりしてよくしようとする。子どもの成長を願わない親はない。し…